ディスポーザブルガイドシースキット2

オリンパス（株）は，気管支鏡を用いて肺末梢部にガイドシースを留置し，検体採取を繰り返し行う「ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法」に対応した処置具「ディスポーザブルガイドシースキット2」を2019年2月8日（金）から国内で発売する。

本製品は，「ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法（以下，EBUS-GS法）」という手技で使う処置具。本手技は，気管支鏡が届かない肺の末梢部に存在する病変の検体を採取するために行う。気管支鏡にガイドシースを挿入して末梢部に留置し，ガイドシースに超音波プローブや処置具を挿入することで，末梢部の病変の位置を特定したり検体採取を繰り返し行ったりすることが可能になる。

今回発売する「ディスポーザブルガイドシースキット2」は，ガイドシース・生検鉗子の2点，もしくは細胞診ブラシを加えた3点からなるキット。従来品に改良を加えたことにより，EBUS-GS法のより確実な実施を目指す。

●主な特長

1. ガイドシースの耐久性向上により，目的部位へのスムーズなアプローチをサポート
今回，挿入時の負荷に強いガイドシースを採用したことにより，超音波プローブや処置具を目的部位へ挿入する際，よりスムーズなアプローチをサポートする。

2. ストッパの使い勝手向上により，セッティング時間の短縮に寄与
ガイドシースに挿入した超音波プローブ・処置具を固定させるストッパを，ガイドシース先端から鉗子挿通用管路の入口まで移動させるスライド方式から，任意の位置で固定できるクリップ方式に変更した。クリップで挟むだけなので位置調整などが容易に行え，セッティング時間の短縮につながる。