芙蓉開発（株）は「安診ネット カイゴ」の，各種の帳票作成機能を強化したバージョンを2018年10月15日にリリースする。

介護施設内における書類作成業務は，介護施設職員にとって，大きな負担となっている。
特に各種の申し送り表などに同じことを何度も何度も記載する「転記作業」は大変手間のかかる作業である。安診ネット カイゴは従来から「記録の省力化」，「AIによる自動書類機能」を搭載していた。これは，タッチパネルでのアイコン入力やバイタルデータの自動入力に対応し，記録作業の省力化を図るとともに，必要な情報だけを支援経過記録に表示することで，情報を見つけやすく「本当に活用できる書類作成機能」を指している。

今回，さらに一歩発展させ，支援経過記録からの転記機能をより強化することで，施設ごとに合わせた様々な書類を簡単に作成することができるようになる。

●書類作成業務を軽減するための，3つのポイント

1．支援経過記録から，必要な情報だけを1ステップで各帳票に転記が可能。
（帳票は申し送り表と各施設で自由に名称を設定できる帳票（2種類）を作成できる。申し送り表は施設内で共有，もう1つは家族への連絡用，など使い分けることが可能）

2．何度も入力する内容は，定型文に登録し，1ボタンで帳票へ入力。

3．申し送られた内容について，どのように対応したかを記録可能。

今回のバージョンアップでは，特に介護士の労務削減につながることが期待できる。
芙蓉開発では，人の質に依存しないAIによる科学的な健康管理に加え，『現場で実際に使える』書類作成機能を搭載した安診ネット カイゴで，これまで以上に介護施設職員の負担を軽減し，効率的な介護業務実現を支援していく。