オリンパス,人間工学に基づいた新操作部と軽量化を実現した耳鼻咽喉ビデオスコープ2機種を発売
2018-5-14
耳鼻咽喉ビデオスコープ「ENF-VH2」
オリンパス(株)は,人間工学に基づいた新操作部と軽量化を実現した耳鼻咽喉ビデオスコープ2機種を国内で5月下旬から,欧州で6月上旬から発売を開始し,全世界で順次発売する。
耳鼻咽喉ビデオスコープは,主に鼻から挿入し,咽頭や喉頭の観察・処置を行う際に使う。今回発売する2機種は観察に特化した内視鏡で,「ENF-VH2」はハイビジョン対応により高精細な映像を実現し,「ENF-V4」は先端外径2.6mmと細径化を追求している。
本機種より人間工学に基づいた新操作部を採用したことで,内視鏡検査時の操作性・挿入性の向上に貢献する。また,操作部を従来比※1約3割軽量化し,医師のより負担の少ない検査に寄与する。さらに,同社独自の技術であるNBI※2観察により,咽喉頭がんなどの病変の早期発見をサポートする。従来機種の優れたスペックを継承しながら,人間工学に基づいた新操作部や軽量化を実現し,医師のさらなる使いやすさを追求した。
なお,本製品は5月30日(水)から6月2日(土)まで横浜で開催される,第119回日本耳鼻咽喉科学会総会(会長:東京大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授山岨 達也教授)に出展する。
※1 ENF-VH,ENF-V3
※2 狭帯域光観察(Narrow Band Imaging=NBI)。粘膜表面の微細な血管やその模様を観察しやすくするために,血液中のヘモグロビンに吸収されやすい2つの狭帯域の光を照射することで,組織が強調表示される観察方法
●主な特長
1. 人間工学に基づいた新操作部を採用し,内視鏡検査時の操作性・挿入性の向上を実現
人間工学に基づいた操作部を実現し,医師が把持した際,先端部が患者さんの方向により直線的に向くようになった。また,スコープスイッチの位置改良により,片手操作を可能にしている。これにより,内視鏡の操作性・挿入性の向上に貢献する。
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2. 操作部を従来比※1約3割軽量化し,より負担の少ない検査に寄与
操作部の形状の変化などにより,操作部を従来比※1約3割軽量化した。これにより,より負担の少ない内視鏡検査をサポートする。
3. 同社独自の技術であるNBI※2観察により,咽喉頭がんなどの病変の早期発見をサポート
同社の独自技術であるNBI※2観察を従来機種に引き続き搭載している。これにより,粘膜表面上の血管と組織のより微細な観察を実現し,咽喉頭がんなどの病変の早期発見をサポートする。
●問い合わせ先
オリンパス(株)
内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp