インテグリティ・ヘルスケア,オンライン診療システム「YaDoc」,「日医標準レセプトソフト クラウド版」と連携
2018-3-29
(株)インテグリティ・ヘルスケアは,インテグリティ・ヘルスケアが提供するオンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」と,日本医師会ORCA管理機構(株)(以下「日本医師会 ORCA管理機構」)が提供する「日医標準レセプトソフト クラウド版」(通称,「日レセ クラウド(クラウド版ORCA)」)とシステム連携すると共に,医療機関への普及に向けた包括的な取り組みを開始することなった。
インテグリティ・ヘルスケアは,福岡市医師会および福岡市等と共にオンライン診療の臨床における 実証事業を展開するなど,臨床現場においてシステムの改善を重ねながら,安心・安全で利便性の高いオンライン診療システム「YaDoc」を開発してきた。また,今回連携する「日レセ クラウド(クラウド版 ORCA)」を提供する日本医師会ORCA管理機構は,前身である日医総研にて推進してきたORCAプロジェクトから17年にわたり,医療機関向けレセプトソフトを開発し,現在では,診療所を中心に全国約17,000の医療機関で利用されている。今回の提携により,医療機関におけるオンライン診療の適切な普及と,ICT活用による医療の質的向上を目指す。
ICTを活用し,ビデオチャット等の利用で対面診療の補完をすることを目的とするオンライン診療は,2018年4月より保険適用となり,今後の普及が期待されている。今回のシステム連携で,新たに「日レセ クラウド(クラウド版 ORCA)」を導入する医療機関は,より簡易的な手続きで「YaDoc」を利用し,オンライン診療を臨床で活用できる。また,通常,手動で行う必要のある「YaDoc」の患者情報等登録に関しては,「日レセ クラウド(クラウド版 ORCA)」との連携により,リアルタイムかつ自動で患者情報等を「YaDoc」に取り込むことができるようになる。事務作業の大幅な効率化により利便性が向上することで,オンライン診療の普及を目指す。
高齢化が更に進む日本では,医療費・介護費の支出は50兆円を超え※1,2025年には約80兆円に達する※2 と予想されている。インテグリティ・ヘルスケアは,対面診療を補完するオンライン診療システム「YaDoc」の全国普及を図り,地域医療を担うかかりつけ医のより良い医療の実現に貢献していく。
●(株)インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役社長 園田 愛氏のコメント
オンライン診療システム「YaDoc」は,対面診療と組み合わせて医療アクセシビリティを向上する他,これまで見えにくかった患者さんの症状や状態を把握し,よりきめ細かい治療を継続的に行うことに貢献します。私たちはこれから,我が国の新しい医療形態として保険収載されたオンライン診療の安全性や有用性を,地域医療現場と共に積み上げていきます。この度の日本医師会ORCA管理機構との提携により,医療の本懐を守りながら新しい医療のあり方を創造すること,そして持続可能な医療・社会システムを実現することを目指します。
●日本医師会ORCA管理機構(株) 代表取締役社長 上野 智明氏のコメント
ORCAプロジェクトは発足から17年が経過する中で,医師会員の皆様の支持を得て着実に普及して参りました。そして,高齢化に伴うこれからの地域医療介護においては,時代の潮流に合わせ,また新たな技術の進展により,更なるICT化が期待されています。そこでこの度,日本医師会ORCA管理機構 は,ICTを活用した新しい医療形態として保険収載されたオンライン診療へいち早く対応するため,インテグリティ・ヘルスケア社のオンライン診療システム「YaDoc」と「日レセ クラウド(クラウド版 ORCA)」とをシームレスに連携することに致しました。これにより,これまで必ずしも ICT 化が進んでいなかった医師会員の皆様にも,安全で安心,そして利便性の高い医療介護ICT環境が提供できることを目指しています。
(参考資料)
1:
「平成28年度 医療費の動向」厚生労働省(平成29年9月15日発表)
「平成28年度 介護給付費等実態調査の概況」厚生労働省(平成29年8月31日発表)
※2:
「医療保険制度改革について」厚生労働省(平成27年6月19日発表)
「介護保険制度を取り巻く状況」厚生労働省(平成26年4月28日発表)
オンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」
提供開始日 : 2018年1月
https://www.yadoc.jp/
●問い合わせ先
(株)インテグリティ・ヘルスケア
TEL 03-6661-0858
Email: pr@integrity-healthcare.co.jp
https://www.integrity-healthcare.co.jp/