フィリップス,新世代血管撮影装置「Philips Azurion Biplane」発売
〜施術時間の短縮や順番待ちの軽減による,患者さんの身体的負担軽減に期待〜

2018-3-1

血管造影/IVR

フィリップス・ジャパン


(株)フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は「Philips Azurion Biplane」の販売を開始する。これにより「Azurion」シリーズにフルラインナップが揃った。Azurionは質の高い治療をより効率的にサポートする新たなユーザーインターフェースを搭載しており,高い医療品質と効率性が同時に求められる医療機関向けに使用感を大幅に改善している。

St.Antonius病院(Nieuwegein,オランダ)において約800名の患者様を対象に行った2年間に及ぶ検証では,Azurionは循環器系疾患の低侵襲治療であるカテーテル治療における手技時間を17%,準備時間を12%,術後処置時間を28%短縮することが示された。St.Antonius病院では,増加し続ける複雑な血管内治療の症例に対応するため,新しいシステムには簡便でダイレクトな操作によって,素早く,効率的に症例をこなすことが必要であると考えていた。同病院のMarco van Strijen医師は,Azurion導入後は検査室のワークフローが変わり,1日に治療を行える患者数を一人増やすことが可能になったと述べている。St.Antonius病院は,Azurionを導入することによって,従来に比べ,さらに年間100名以上の患者様の治療が可能になっただけでなく,準備時間や施術時間の短縮によって,スタッフの残業時間も減少に寄与し,病院スタッフの満足度を向上させたと述べている。

日本では医療費増大が深刻な問題となっているなか,Azurionの導入により医療の費用対効果の向上や患者さんの待ち時間,施術時間の短縮によって,負担が軽減されることが期待できる。

●Philips Azurion Biplane ラインナップ

Azurion7 B12/12

Azurion7 B12/12

 

Azurion7 B20/15

Azurion7 B20/15

 

Azurion7 B20/12

Azurion7 B20/12

 

●Azurionの各機能の紹介

・Flex Vision Pro
マウスや手元のコントロールパネルで画面を自由にレイアウト変更が可能な58インチの大型モニター。

Flex Vision Pro

 

・タッチスクリーンモジュールプロ
テーブルサイドでタブレット端末を使うように,ダイレクトに指先での操作が可能。

タッチスクリーンモジュールプロ

 

・インスタントパラレルワーキング
検査室,操作室でのマルチタスク処理が行える。術者,コメディカルスタッフがお互いの作業を中断させることなく,独立して操作が可能。これにより,治療の質を損なうことなく,スループットの向上と検査効率の向上につなげる。

インスタントパラレルワーキング

 

・プロシージャーカード
ルーチンの手技から複合的な手技まで,あらゆる症例に合わせたシステムセットアップの最適化・標準化をサポートします。プリセットにより,一貫した効率の高いワークフローをサポートする。

プロシージャーカード

 

・被ばく低減と高画質の両立
フィリップスの従来機種と同様,被ばく低減と高画質な画像の両立を実現している。

被ばく低減と高画質の両立

 

・最新のアプリケーション
Philips Azurion Biplaneシリーズはフィリップスが提供する最新のClinicalソリューションが搭載可能。

最新のアプリケーション

 

●製品の詳細
www.philips.co.jp/azurion

 

●希望販売価格
9〜10億円(税込,仕様により異なる)

●問い合わせ先
(株)フィリップス・ジャパン お客様窓口
TEL 0120-556-494
www.philips.co.jp/healthcare

血管造影/IVR

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