ボストン・サイエンティフィック,医療技術,医療知識向上貢献のパイオニア施設 宮崎テクノロジー&教育センター(IAS宮崎)への医療従事者の来館者,10,000人達成
2018-2-13
IAS宮崎外観
ボストン・サイエンティフィック ジャパン(株)は,医療技術研修施設である宮崎T&Eセンター(IAS宮崎:インスティテュート・フォー・アドバンシングサイエンス宮崎)が,1月18日に10,000人目の医療従事者来館を達成したことを発表した。1998年に日本の医療研修施設のパイオニアとして「宮崎テクノロジー&教育センター」を設立して以来,20年目となる節目の年での達成となった。
ボストン・サイエンティフィックでは質の高い低侵襲治療の実現に向けて,製品の提供のみならず,そのテクノロジーを最大限に生かすための医療情報やトレーニング環境の提供に力を注いでいる。
IAS宮崎は医療従事者向けトレーニング施設であり,ボストン・サイエンティフィックが世界9か所に開設しているIASの一つ※1。1998年の設立当時,まだ前例のないインターベンションに特化した医療従事者研修施設を目指して宮崎県の行政の協力を得て設立。最新の血管造影X線装置を設置したアンギオ室やヴァーチャルシミュレータ等を備えたワークショップルーム,加えてそのトレーニングを支える質の高いスタッフを配置することで,訪れた医療従事者の医療技術向上や治療課題の解決という医療への貢献を20年にわたって継続してきた。
また,医療技術のトレーニングだけでなく,2015年からは,ボストン・サイエンティフィックのグローバル全体で患者ケアをサポートする包括的な教育とトレーニングプログラム「EDUCARE」を導入※2。製品群ごとのプログラムを通じて製品の安全性・適正使用のための情報を提供してきた。さらに医療従事者からのフィードバックを活かし,次世代製品の開発などの最新医療の発展の促進にもつなげている。
こうしたIAS宮崎の実績は,国内の医療従事者のみならず,海外の医療従事者たちの医療技術習得にもつながっており,年間に多くの外国人医療従事者も訪れる,国際医療交流の場ともなっている。このほか,地域の行政や教育機関との交流も行うことで,次世代の医療を担う医学生の育成にも活動の幅は拡がろうとしている。
宮崎T&Eセンター長である三村和正氏は次のようにコメントしている。「開設当時わずか数名であった医療従事者の来館者が,10,000人を達成することになりました。IAS宮崎の特徴として,(1) 2名から,100名近いグループ規模の大小を問わない受け入れ体制,(2) 地元の学生からエキスパート医師まで医療を志す幅広い方々への貢献,(3) 国内外から国籍を問わない多様性のある顧客層,(4) 基本的なことから最先端の手技まで技術の修練に幅広い対応ができる,(5) 医療研修施設に相応しい設備とスタッフの配備により,きめ細かい様々なサービスを行うことができる——ことがあげられます。“日本で一番に選ばれる医療研修施設”であるために,次世代の医療トレーニング施設に向けた更なるイノベーションを導入し,引き続き医療に貢献していこうと考えています。」
■10,000人目の来館者となった宗像水光会総合病院の循環器科 康憲史氏と青木良太氏は次のようにコメントしている。
康憲史氏:「20年もの間,そして10,000人ものHCPの医療技術や治療方針のために施設を運営してきたことは,医療界への多大な貢献だと思います。聞きしに勝る素晴らしい施設で,病院ではできない術中のトラブル再現などが出来て,医師として本当にありがたい。」
青木良太氏:「施設のみならず,スタッフの皆さんの日々の研鑽やカリキュラム構成などボストン・サイエンティフィック ジャパンの総合力は素晴らしいと思います。医療界における研修施設のフラッグシップとなるよう,さらなる発展を祈念します。」
※1: 海外のIAS所在地は,米国メープル・グローブ(ミネソタ州),アーデン・ヒルズ(ミネソタ州),南アフリカ・ヨハネスブルグ, トルコ・イスタンブール,中国・上海, フランス・パリ,インド・グルグラムの7か所です。これに東京,宮崎を加え,IAS施設数は9か所。
・世界で展開しているIASについて(英語)
https://www.virtualtraininginstitute.com/institute-for-advancing-science/ias-facility/1592
・IAS宮崎
http://www.bostonscientific.com/ias/jp-JP/home.html
※2: EDUCAREは,医療者を対象とした患者ケアをサポートする教育とキャリア向上のためのトレーニングプログラム。医療者の技術的な知識やスキルアップのみならず,さらにリーダーシップを発揮するためのプログラムの提供も通じて,臨床的成果の向上を促す。
●問い合わせ先
ボストン・サイエンティフィック ジャパン(株)
コーポレートコミュニケーションズ&ブランディング部
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