オリンパス,「VISERA ELITE II」システムに対応した外科手術用3D内視鏡に先端湾曲型のラインアップを拡充
〜直感的な操作による滑らかな視野変換により,スムーズな手術進行をサポート〜

2017-12-5

内視鏡

オリンパス


ENDOEYE FLEX 3D先端湾曲ビデオスコープOLYMPUS LTF-S300-10-3D

ENDOEYE FLEX 3D先端湾曲ビデオスコープ
OLYMPUS LTF-S300-10-3D

オリンパス(株)は,「VISERA ELITE II」に対応した外科手術用3D内視鏡の新製品として,ENDOEYE FLEX 3D先端湾曲ビデオスコープ「LTF-S300-10-3D」を2017年12月下旬から日本,欧州,アジア一部地域で発売する。

体表に数ヶ所穴を開けて,外科手術用内視鏡や専用器具を挿入して行う外科手術(内視鏡外科手術)は,開腹する手術に比べ患者さんへの負担が少ない手術として,さまざまな臨床科で行われている。

今回発売する「LTF-S300-10-3D」は,2017年3月に発売した外科手術用内視鏡システム「VISERA ELITE II(ビセラ・エリート・ツー)」に接続して使用する外科手術用3D内視鏡です。2017年5月に発売を開始したENDOEYE硬性3Dビデオスコープと合わせて,迅速で正確な内視鏡外科手術をサポートするためにラインアップを拡充した。

従来機種※1より搭載した,外科手術用3Dビデオスコープとして世界初の先端湾曲機能を有しており,対象部位の正面視だけでなく,裏側まで観察が可能。あらゆる角度からの視野を自由に作ることができるので,難易度の高い手術でも,空間を有効的に活用した外科作業をサポートする。同時に,新たにジョイスティック操作部の採用と,スコープ先端部の短縮化によって観察時の使い勝手が向上した。さらに,「VISERA ELITE II」と接続することで,より高精細で豊かな立体感のある3D映像を提供する。

また「VISERA ELITE II」は3Dだけでなく,IR(赤外光)※2,2D,NBI※3まで多様な観察方法に対応可能。同時に,多様なカメラヘッドとビデオスコープとの幅広い互換性を有しており,汎用性の高いユニバーサルプラットフォームとして病院内での効率的なシステム運用の実現に貢献する。

※1 ENDOEYE FLEX 3D先端湾曲ビデオスコープ OLYMPUS LTF-190-10-3D
※2 InfraRed
※3 狭帯域光観察(NBI:Narrow Band Imaging)

●主な特長

1. 先端部の直感的な操作が可能なジョイスティックの採用により,安定した滑らかな視野変換に貢献
操作部に先端部の直感的な操作が可能なジョイスティックを採用したことで,スコープ先端を縦・横・斜め方向に自由自在に操作し,観察したい部位に滑らかに視野移動をすることができる。これにより,術者の求める視野を正確かつ速やかに提供し,臓器の動きに対してスムーズに追従することをサポートする。

新たに採用したジョイスティック操作部

新たに採用したジョイスティック操作部

 

2. 先端部を従来機種※1より約20%短くし,狭い腔における近接した観察をサポート
直腸周囲や骨盤腔内といった狭い腔では,先端部を湾曲しづらく,対象までスコープを近づけることが難しい場面もあった。本製品では,先端部を従来機種※1より約20%短くすることで,狭い空間でも近接した観察がしやすくなった。これにより,スムーズな手術進行に貢献する。

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp

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