メディカル・データ・ビジョン,診療情報の共有機能と医療費後払いサービスを融合した病院向けデジタルソリューション「CADA-BOX」を2016年10月より提供開始

2016-9-27

メディカル・データ・ビジョン


医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)は,2016年10月より,診療情報の共有機能と医療費後払いサービスなどを融合した病院向けデジタルソリューション「CADA-BOX」の提供を開始する。

●サービス提供の背景

2014年8月に実施された日本医師会総合研究機構の調査「第5回 日本の医療に関する意識調査」によると,医療に対する不満の上位3項目は,待ち時間・医師の説明・治療費という結果であった。診療後の会計までの待ち時間の長さ,急な入院で高額な医療費を支払わなければならない場合の不安,医師が説明する内容の難しさなど,医療現場における患者の困惑は多岐に渡る。
一方病院は,その取り巻く環境が厳しくなればなるほど,今まで以上に患者視点に立った病院運営が求められる。
同社は創業以来,患者メリットの創出を経営理念に掲げている。今回提供する「CADA-BOX」も,患者メリット創出の一環として,医療現場における患者の不安解消に寄与するために開始するに至った。

●「CADA-BOX」とは

「CADA-BOX」とは,(1) 患者自身が診療情報の一部を管理・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」と,(2) 「CADA決済」等を融合した,既存の電子カルテシステムと連結させる病院向けの仕組み。

(1)「カルテコ」について(2015年6月22日よりサービス提供開始)
「カルテコ」とは,患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるようになるWEBサービス。「カルテコ」では,受診した医療機関情報,傷病名,検査結果,処方薬,処置・手術などを保管・閲覧できる。ただし,医師が諸事情を鑑み共有しないと判断した情報については,患者は閲覧できない。

(2)「CADA決済」について
「CADA決済」とは,患者が診療が終わった後に会計を待たずに帰宅できるうえ,自身の経済状況に合わせて支払条件を自由に設定できる医療費後払いサービス。例えば,急な入院で高額な医療費を支払わなければならない時,高齢者でも定期収入の無い方でも,自身の状況に合わせて,支払日や支払回数などを自身で自由に決めることができる。病院にとっても,より患者視点に立ったサービス提供ができるほか,医療費の未回収金の解消が期待できる。

●「CADA-BOX」のメリット

<患者にとってのメリット>
・自分の体への理解と家族との情報共有
・受診後すぐに帰れて待ち時間短縮
・急な出費に対応

<医療機関にとってのメリット>
・患者との信頼関係構築
・会計業務の軽減と人件費の削減
・未回収金ゼロ

「CADA-BOX」を導入した病院での利用の流れ

「CADA-BOX」を導入した病院での利用の流れ

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
TEL 03-5283-6911(代表)
https://www.mdv.co.jp/

メディカル・データ・ビジョン


TOP