日立製作所,永久磁石オープンMRI装置にワークフローが向上した新製品「APERTO Lucent type ORIGIN 5」「AIRIS Vento type ORIGIN 5」を発売

2016-9-9

MRI

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APERTO Lucent type ORIGIN 5

APERTO Lucent type ORIGIN 5

(株)日立製作所ヘルスケアビジネスユニットは,静磁場強度0.4テスラの永久磁石MRI装置「APERTO Lucent type ORIGIN 5」(アペルト ルーセント タイプオリジンファイブ),静磁場強度0.3テスラの永久磁石MRI装置「AIRIS Vento type ORIGIN 5」(エアリス ベント タイプオリジンファイブ)の日本国内における販売を9月12日から開始する。

日立の永久磁石方式オープンMRIシリーズは1996年「AIRIS」の発売以来,広い開放性を撮像空間に実現したことで,国内外で高く評価されている。
新製品「APERTO Lucent type ORIGIN 5」および「AIRIS Vento type ORIGIN 5」は,制御システムや画像再構成演算システムの最新のハードウエア性能に加え,患者の動きの影響を低減する撮像機能や操作者の支援機能など豊富な独自開発のアプリケーションを搭載したオープンMRI装置。

AIRIS Vento type ORIGIN 5

AIRIS Vento type ORIGIN 5

 

●主な特徴

(1)ワークフローの向上を実現する撮像支援機能 AutoPose(新機能)
新たに搭載する撮像支援機能「AutoPose」は撮像の際に重要となる撮像断面位置の設定支援機能。頭部検査の際,撮像位置を最適なポジションに瞬時に設定することで,操作者の負担を軽減することができる。自動設定のための学習登録や3Dデータの事前取得などの手間が必要ないことが特徴。

(2)使いやすさに配慮したユーザーインターフェースで操作性を向上
コンソールディスプレイにワイド画面を採用し,日本語表示にも対応した操作画面表示。また,MRIの複雑な撮像パラメーターを一覧に見やすく表示することもできる。
MRI検査にとって必要なルーチン撮像機能を磨き上げ,高画質と高機能な撮像技術を搭載している。

(3)コンパクト設計にすることで設置スペースを大幅に削減
オープンMRIは超電導MRIに比べてユニット数が少なく,(1) 本体ガントリー (2) コンソール (3) 電源システムの3ユニットで構成される。また,漏えい磁場範囲が狭く,標準的な設置面積は20m2と撮像室をコンパクトにすることが可能。さらに機械室も不要になるため施設内の狭いスペースにも設置が可能である。超電導MRI装置では必要となる水冷設備なども不要。

(4)日立独自の撮像技術RADAR*により患者の動きによる画像劣化を低減
日立独自の撮像技術RADARにより,MRIの患者の動きに伴う画像劣化(モーションアーチファクト)を低減することができる。この機能はMRI撮像で重要な画像であるT2強調画像,T1強調画像やFLAIRなど,さまざまなコントラストの画像に任意の撮像断面で利用することができる。さらに,撮像部位の制限もないので,血流の影響が大きな頭部撮像のほか,呼吸の影響を受けやすい肩関節や,喉の動き(嚥下運動)の影響を受ける頸椎などの撮像に活用することができる。

(5)ボリュームレンダリング機能
3次元画像再構成機能のひとつであるボリュームレンダリング機能をオンコンソールで処理できる。血流の走行などをより立体的に把握でき,頭部のような複雑な血管構造を有する部位での診断を支援する。

* RADAR:RADial Acquisition Regime

 

●価格
APERTO Lucent 定価:7億5千万円(税別)
AIRIS Vento 定価:6億5千万円(税別)

●問い合わせ先
(株)日立製作所ヘルスケアビジネスユニット マーケティング本部
【担当:八杉・青柳】
TEL 03-6284-3100
http://www.hitachi.co.jp

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