オリンパス,開腹手術向けデバイス「サンダービート エクステンディッドジョー」新発売
〜迅速な切開性能と高い血管封止性能で快適な操作をサポート〜
2016-5-19
サンダービート エクステンディッドジョー
オリンパス(株)は,2016年5月20日から,開腹手術用の「サンダービート エクステンディッドジョー(英文名:THUNDERBEAT Open Extended Jaw)」を,国内で発売開始する。同製品は内視鏡外科手術や開腹手術で血管封止や組織の切開・剥離(はくり)などに使われるエネルギーデバイス「サンダービート(英文名:THUNDERBEAT)」のラインアップの一つ。
●「サンダービート」シリーズについて
超音波振動エネルギーとバイポーラエネルギー※1の2種類のエネルギーを同時に出力することにより,迅速な切開性能と高い血管封止※2性能という2つの特徴を併せ持った外科手術用デバイス。また,バイポーラエネルギーの単独出力による止血操作や,組織の把持(はじ)や剥離という手術操作を1本で行えることで手術時間の短縮を目指している。
※1 双極型の電極で組織をつまみ,高周波電流を通電させることで,凝固および血管封止させる。
※2 手術中の出血を防ぐため手術部位に関連する血管に封をする(漏れたり流れ出たりしないようにする)処置
●「サンダービート エクステンディッドジョー」について
プローブと呼ばれる先端部分の長さと形状の工夫※3により,繊細な操作と迅速な切開をサポート。また開腹手術用に特化したハンドルのデザイン※4により,術者のひじや手首の負担を軽減し,自然な体勢の手術を目指した。このデバイスは下部消化管,婦人科,泌尿器科などの骨盤腔内手術など,一般外科手術全般に適した製品である。
※3 先端部分の工夫について:長さが従来製品より25%延長されたことで一度につかめる組織の量が増加。それにより迅速な切開を目指している。また,カーブが約2倍となり,先端の視認性と,目的とする場所へのアプローチのしやすさの向上を目指している。
※4 ハンドルのアングル(傾斜)を従来製品より20度拡大したことで,体内のより深い部分へアプローチする際の自然な体勢での手術をサポートする。
●問い合わせ先
オリンパス(株)内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp