キヤノンMJ,米国3D SYSTEMS社製のマルチジェット3D プリンター新製品「ProJet MJP 3600シリーズ」および「ProJet MJP 5500X」を発売

2016-3-2

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ProJet MJP 5500X

ProJet MJP 5500X

キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下キヤノンMJ)は,米国3D SYSTEMS(スリーディー・システムズ)社製のマルチジェット3Dプリンター新モデル「ProJet MJP 3600/3600 Max」および「ProJet MJP 5500X」の販売を2016年3月上旬より開始する。

キヤノンMJは2014年4月に3D SYSTEMS社の3D製品ラインアップをパーソナルからプロダクション分野まで拡大し,製造業を中心に3D関連ソフトウエアを活用した3Dリューション事業を展開してきた。今回,新ラインアップとして「ProJet MJP 3600」および「ProJet MJP 3600 Max」の2機種と,「ProJet MJP 5500X」を発売する。新製品「ProJet MJP 3600シリーズ」は,高速で高精細な造形が可能で,試作や鋳造,最終製品として活用でき,高い生産性を実現する。

一方,「ProJet MJP 5500X」はプロフェッショナルモデルの最上位機種で,従来モデル同様に大型の造形が可能でマルチマテリアルに対応する。

●プロフェッショナルモデル「ProJet MJP 3600シリーズ」の特長
「ProJet MJP 3600 シリーズ」は,プリントヘッドの改良により従来シリーズに比べ約2倍の高速スループット※1と約2.5倍の大容量データ処理を実現し,高速で高解像度の出力が可能になった。また,「ProJet MJP 3600シリーズ」に対応する「VisiJet M3プラスチック材料シリーズ」は,精細で耐熱性に優れ柔軟性のある透明な素材で,水や油などの流体の可視化や設計検証に加え,スナップフィットアセンブリ※2も可能である。

●プロフェッショナルモデル「ProJet MJP 5500X」の特長
「ProJet MJP 5500X」は,制御ソフトウエアの大幅な改良により積層ピッチの高精細化とプリント速度の高速化を実現。また,伸縮性に優れ,靭性の高い“新エラストマー素材(VisiJet CE-BK & CE-NT)の販売も開始する。「ProJet MJP 5500X」は従来のマルチマテリアルに加え,約6.5倍の伸縮率の新エラストマー素材にも対応することで幅広い用途に活用することができる。

キヤノンMJは,継続的な需要の伸びが期待される製造業の上流工程であるデザイン,設計,試作の各工程で新製品を拡販し,全国約200ヶ所の拠点で3D SYSTEMS社の認定サービスエンジニアが均一な保守サービスを提供する。
また,今後導入が期待されている医療や教育などの分野でも,3Dデータの活用や導入支援をトータルでサポートする3Dソリューション事業を展開し,2017年には売上高150億円を目指す。

※1 積層ピッチなどの出力設定条件により異なる。
※2 部品に設けた凸部(保持部)を,材料の弾性を利用して受け手側の凹部にはめ込んで機械的に固定する組立て方法。

 

●価格(税別)
ProJet MJP 3600シリーズ 1250万円〜
ProJet MJP 5500X 3130万円〜
※付帯設備等の構成により価格は異なる。また別途,搬入料・設置料が掛かる。

●問い合わせ先
キヤノンマーケティングジャパン(株)
3Dソリューション企画部 企画課
TEL 03-6719-9536(直通)
3Dプリンター(プロフェッショナル):canon.jp/3dp

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