メディカル・データ・ビジョン,患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるサービス「カルテコ」2015年6月22日よりサービス提供開始
~全国に先がけ,北九州市の浜田病院(北九州市)で~

2015-6-19

メディカル・データ・ビジョン


「カルテコ」イメージ

「カルテコ」イメージ

医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)は,患者が自身で診療情報の一部を保管・閲覧できるサービス「カルテコ」を,2015年6月22日より全国に先がけて,医療法人浜田病院(福岡県北九州市 以下,浜田病院)にてサービスの提供を開始することを発表した。

近年インフォームド・コンセントが浸透し始めているなか,患者が納得して医療を選ぶためには,自身の診療情報を把握することが重要である。多くの医療機関にとっても,2003年9月12日付厚生労働省医政局長通知「診療情報の提供等に関する指針」,また,2005年4月全面施行の個人情報保護法(平成15年5月30日法律第57号)において,自己の個人情報の開示請求に対応することは個人情報を登録・記録する事業者の義務であるとされていることからも,診療情報の共有は義務とさえ言える。

しかし,私たち生活者が時系列にまとまった自身の診療情報を保管・閲覧する仕組みが未発達であるため,過去の治療内容などを把握したうえで診療の選択をすることは難しいのが現状。
今回サービス提供を開始する「カルテコ」は,医療機関が導入するデジタル健康ソリューション(※)を通じて,患者が自分の診療情報の一部をインターネットを通じて保管・閲覧できるWEBサービスである。
診療情報の一部を共有することで,患者の積極的な診療への参加,患者および親族と医療従事者間のより強固な信頼関係構築,予防医療の推進などが期待できる。また,カルテコのIDとパスワードを家族と共有することで,離れて住んでいる両親の健康状態を確認することも可能となる。

全国に先がけて「カルテコ」のサービス提供が開始されるのは,2015年5月から,同社が提供する病院向けデジタル健康ソリューション「エースビジョン」の一部機能が稼働していた,浜田病院(北九州市)となる。浜田病院は当該サービスを導入することで,患者の積極的な診療への参加や,患者および親族と医療従事者間の,より強固な信頼関係構築の促進を図ることが可能となる。

(※)「エースビジョン」概要
デジタル健康ソリューション「エースビジョン」は,患者への診療情報共有を目的にした病院向けのトータルソリューションで,診療記録モジュール,医療情報統合IDカード「CADA」,診療情報保管・閲覧サービス「カルテコ」を付帯している。
当該ソリューションを導入することで病院は,診療録の記録・保存,患者へ診療情報の一部を共有できる一方,当該ソリューションを導入している病院を受診した患者は,「カルテコ」を通じて,自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるようになる。

【浜田病院について】
名称:医療法人浜田病院
設立:1937年7月
院長:濱田茂
所在地:福岡県北九州市八幡西区黒崎3-8-7
診療科目:内科・胃腸内科・外科・整形外科・肛門外科・リハビリテーション科
病床数:84床(一般病床:24床療養病床:60床)
URL:http://hamada-hp.net/

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
TEL 03-5283-6911(代表)
https://www.mdv.co.jp/

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