メディカル・データ・ビジョン,病院向けデジタル健康ソリューション「エースビジョン」2015年6月下旬より本格導入を開始
~患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧できる仕組み~

2015-6-11

メディカル・データ・ビジョン


デジタル健康ソリューション

医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)は,2015年6月下旬より,患者が自分自身の診療情報の一部を保管・閲覧することを目的にした,病院向けデジタル健康ソリューション「エースビジョン」の本格導入を開始する。

デジタル健康ソリューション「エースビジョン」は,患者が自分自身の診療情報の一部を保管・閲覧することを目的にした病院向けのトータルソリューションで,診療記録モジュール,医療情報統合IDカード「CADA」,診療情報保管・閲覧サービス「カルテコ」を付帯している。
当該ソリューションを導入することで病院は,診療録の記録・保存,患者へ診療情報の一部を共有できる一方,当該ソリューションを導入している病院を受診した患者は,「カルテコ」を通じて,自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるようになる。

◆診療記録モジュール
診療記録モジュールとは,診療録を記録・保存するとともに,「カルテコ」へ診療情報の一部を共有するシステム。

◆診療情報提供サービス「カルテコ」(2015年6月22日よりサービス提供を開始)
「カルテコ」とは,医師が診療記録モジュールを通じて患者に診療情報の一部を共有することで,患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるようになるWEBサービス。
「カルテコ」では,受診した医療機関情報,傷病名,検査結果,処方薬,処置・手術などを保管・閲覧できる。ただし,医師が諸事情を鑑み共有しないと判断した情報については,患者は閲覧できない。

◆医療情報統合IDカード「CADA」
「CADA」とは,同一患者の診療情報を統合するための共通診察券機能を持つIDカード。
患者は,「カルテコ」のアカウントを取り,「CADA」に記載されたIDなどを登録することで,「カルテコ」で診療情報の一部を保管・閲覧できるようになる。また,「エースビジョン」を導入している病院であれば,共通診察券としても利用できる。

【患者が診療情報の一部を「カルテコ」で保管・閲覧するまでの流れ】

患者が診療情報の一部を「カルテコ」で保管・閲覧するまでの主な流れは以下のとおり。
(1) 病院から医療情報統合IDカード「CADA」が配布される。その際,患者が診療情報の二次利用について同意する。
(2) 医師が診療情報を診療記録モジュールへ蓄積する。
(3) 二次利用の同意を得た患者の診療情報に限り,医師がその一部を当該患者の「カルテコ」へ共有する。
(4) 二次利用の同意をした患者に限り,医師から共有された診療情報の一部を「カルテコ」で保管・閲覧できる。

【「カルテコ」で閲覧できる項目】

「カルテコ」では,以下の項目について,受診した日毎に診療レポート上で保管・閲覧できる。ただし,医師が諸事情を鑑み共有しないと判断した情報については,患者は閲覧できない。
◆医療機関情報:受診した医療機関の名称,住所,電話番号が記載される。
◆症状リスト:どのような症状で受診したかを,自分で記録できる。
◆傷病名:受診した結果,どのような傷病名がついたかが記載される。
◆検査結果:医療機関で検査が行なわれた場合,その検査名,基準値,結果値などが記載される。
◆診療中に使われた薬:診療中に投薬された場合,その薬剤名が記載される。
◆処置・手術:医療機関で処置や手術が行われた場合,その処置情報や手術情報が記載される。
◆処方された薬:医療機関で薬を処方された場合,その薬剤名が記載される。
◆医師のメッセージ:医師から患者へ送られたメモが記録される。
◆メモ:気になったことや不安に感じたことなどを,自分で記録できる。

「カルテコ」イメージ

「カルテコ」イメージ
受診した日は,カレンダー上にオレンジ色で表示される。確認したい日をクリックすると,その日の診療情報の一部を診療レポート上で保管・閲覧できる。

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
TEL 03-5283-6911(代表)
https://www.mdv.co.jp/

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