Coronis Fusion 6MP LED（MDNC-6330）

バルコ（株）ヘルスケア事業部は，30インチ高精細医用画像表示ディスプレイ「Coronis Fusion 6MP LED（MDNC-6330）」の日本国内販売を開始する。
本製品は，マルチモダリティ画像診断用途に最適化した30インチ液晶パネルによるFusionコンセプトデザインのパイオニアとして，全世界で15,000台以上の納入実績を持つCoronis Fusion 6MPシリーズの最新バージョン機である。
バルコは本製品を昨年末のRSNAにて発表し，今年度ITEM2015に出展展示する。

●対象市場

主にPACS等での放射線画像モニタ診断用途（JESRA管理グレード 1）
従来の高輝度21インチ３MPカラー2面構成モニタ市場

●製品コンセプト：30インチ大画面・高精細ディスプレイが拓く新しい画像診断環境

大画面30インチ液晶パネルは，21インチ 3MPカラーディスプレイ2台分の高精細カラー画像を筐体枠にさえぎられること無く1台で同時に表示でき，より多様な画像配置ができ，限られたスペースの中で，より大きなワークスペースを提供する。
特に多目的・高度なマルチモダリティ画像診断用途に対し，より効率よく，より快適な画像診断環境を提供する。
最新バージョンでは第5世代IPS-Pro液晶を採用し，さらなる画質と省電力性能の向上に加え，読影快適性の向上を達成した。

●製品特徴

1．最新の第5世代IPS-Pro液晶とLEDバックライト技術を投入
より高いコントラスト性能と従来製品比-20%の省電力（定格比）を両立した。

2．バルコ独自の均一性技術カラーPPU™搭載
バルコ独自の技術“カラーPPU™”は，ピクセル単位での輝度を測定・調整して，些細な画面ノイズを除去，常に均質な画像，より高い画面信頼性を提供する。

3．より高い読影効率を支援する生産性向上ツール
Coronis Unitiで開発された最新の生産性向上ツール（SpotView™, DimView™）を搭載，長時間の読影時に目の疲労を軽減し，操作性を高めることができる。

4．常時監視型自動品質管理　フロントセンサー“I-Guard™”
特許技術フロントセンサー“I-Guard™”は，標準装備の画面品質管理ソフトウエアMediCal QAWeb™と連動することで，常に画面品質を監視・自動補正し，DICOM規格へ準拠したディスプレイの画面品質を維持。ディスプレイ管理の省力化を支援する。

5．防護ガラス
多層コーティングが施されたグラスパネルは，映り込み・反射を低減し，画像の鮮鋭度を高めることで，より快適な視野を提供。また高い耐久性で，傷が付きにくく，液晶パネルを長期間に渡り物理的損傷から保護し，安全に，より清潔に使用できる。