日本HP,「HP Z Workstation」シリーズ新製品を発表

2014-10-9

ワークステーション

日本HP


HP Z840 Workstation

日本ヒューレット・パッカード(株)(略称:日本HP)は,高速なメモリとプロセッサー並びに最新技術を採用したHPのワークステーション「HP Z Workstation」シリーズの新製品を発表した。

「HP Zデスクトップワークステーション」と「HP ZBookモバイルワークステーション」は,製造業での3D CAD/CAM/CAE,建設業でのBIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング/コンストラクション・インフォメーション・モデリング),エンターテインメント業界での3D CG,アニメーションやビジュアルエフェクト,フォトレタッチやグラフィックデザイン,医療業界での画像処理や電子カルテ,金融トレーディング,石油/ガス探索など,高度な計算を必要とする業界に最適なソリューションとして設計されている。今回,以下の新機種が新たに追加された。

・「HP Z840 Workstation」,「HP Z640 Workstation」,および「HP Z440 Workstation」は最新のIntel® Xeon®ファミリー(*1)のプロセッサーを搭載し,NVIDIA®およびAMDの最新のプロフェッショナル向けグラフィックスを選択可能。

・「HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation」,「HP ZBook 15 G2 Mobile Workstation」は,最新のクアッドコアのプロセッサーや,ISV認定済みのNVIDIA Quadro®プロフェッショナル向けグラフィックスカードなどを搭載。

新製品は,日本HPのオンラインストアHP Directplus( http://www.hp.com/jp/directplus/ ),HP Directplusコールセンター,日本HP販売代理店,HP Directpartnerにて,10月下旬より順次販売を開始する。

●主な特長

<HP Zデスクトップワークステーション>
「HP Z Workstation」新製品ではAdobe®,Autodesk,Avid,Dassault,ESRI,SolidWorks,Siemensをはじめとする,動作確認済みの多数のアプリケーションが利用可能。この新しい「HP Z Workstation」のシリーズには,大容量ファイル転送時などのスループット改善のためにThunderbolt™ 2 PCIeカード(*2),SATAのスループットのボトルネックを解消したPCIe接続のSSDである「HP Z Turbo Drive」,システム監視と使用環境に適した最適なチューニングを行うための「HP Performance Advisor(*3)」,およびグラフィックを多用するアプリケーションを遠隔から使用するための「HP Remote Graphics Software(*4)」が搭載されている。Microsoft Windows 7または8.1に加え,Ubuntuを含むLinuxにも幅広く対応している。

「HP Z Workstation」はすべて,ツール不要でサービス可能なシャーシ,安全に持ち運ぶために本体に組み込まれたハンドル,およびケーブル配線不要の設計を備え,画期的なメインテナンスのしやすさ,および卓越した拡張性を実現。これらのワークステーションにはモバイル機器用の急速充電機能付きのUSB3.0ポート,アプリケーションのパフォーマンスを改善する14%高速化されたDDR4メモリ,およびシステムのパフォーマンスを高めると共にセキュリティを強化するBIOSの改善が組み込まれている。

・デュアル・プロセッサー構成が可能な「HP Z840 Workstation」はハイエンドのコンピューティングとグラフィックスを目的として設計され,卓越したパフォーマンスおよびツール不要のメインテナンス性を拡張性に優れたシャーシに収めている。この優れた拡張性を支えるため,7個の拡張スロット,最大6個までの拡張ベイ,16個のメモリスロットが装備され,また最大2TBまでのメモリがサポートされている(*5)

・「HP Z640 Workstation」はコンパクトな筐体ながら,18コアのデュアル・プロセッサー構成により,最大36コアを搭載可能,またメモリを最大256GBまで搭載可能で,コンピューティングと視覚化のための大きなパワーを備えている。「HP Z640 Workstation」のツール不要のシャーシにはハンドルとツール不要の電源が組み込まれ,設置スペースに制約のある環境において静音性に優れた動作を実現する。

・「HP Z440 Workstation」は内部アクセスにツールを必要としないミニタワー筐体にプロフェッショナル向けの拡張性を備え,また従来モデルの「HP Z420 Workstation」と比較して2倍のシステムメモリを搭載可能。
「HP Z440 Workstation」のシャーシは横幅が従来モデルより1cm程度スリムになり,この機種を顧客のカスタムソリューションに組み込む用途を含め,メインストリームのワークステーションユーザーに幅広く応えるよう設計し直された。

<HP ZBookモバイルワークステーション>

ZBookモバイルワークステーションはツールを使用することなく取り外し可能なハードドライブを備え,画期的なアクセスしやすさを実現している。
「Z Turbo Drive」などの新しいドライブオプションやThunderbolt 2による高速伝送により,生産性がさらに向上する。

*1: マルチコアは特定のソフトウェア製品のパフォーマンスを高めるよう設計されている。この技術はすべてのお客様またはソフトウェアアプリケーションに役立つわけではない。64ビットのコンピューティングシステムが必要。パフォーマンスはハードウェアとソフトウェアの構成により異なります。Intel社の品番はパフォーマンスを表すものではない。
*2: ThunderboltはHPデスクトップワークステーションではオプション製品での提供,またはCTOでカスタマイズ可能。ThunderboltケーブルとThunderbolt機器(別売)はWindows対応のものであることが必要。機器がThunderbolt Certified for Windowsであるか否かの確認はhttps://thunderbolttechnology.net/productsを参照。
*3: HP Performance Advisorの利用にはWindowsとインターネット接続が必要。
*4: HP RGSにはWindowsとインターネット接続が必要。
*5: ハードドライブについてはGB = 10億バイト,TB = 1兆バイト。フォーマット後の実際の容量はこれよりも小さくなる。システムリカバリソフトウェア用に最大16GB(Windows 7)または最大30GB(Windows 8.1)のシステムデスクが使用される。

 

●問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード(株)
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL 0120-436-555
HP Directplusサイト:http://www.hp.com/jp/directplus/
モバイルサイト:http://h50205.www5.hp.com/m/
ホームページ:http://www.hp.com/jp/

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