東芝メディカルシステムズ,デジタルラジオグラフィ装置「TFD-2010A」発売
2014-10-7
14×17インチカセッテサイズFPD(左)と
17×17インチフルサイズFPD(立位撮影台搭載タイプ)
を組み合わせたTFD-2010A
東芝メディカルシステムズ(株)は,一般撮影におけるデジタル化のニーズに対応するため,新たに,ヨウ化セシウム(CsI)シンチレータを採用した14×17インチカセッテサイズFPD(有線タイプ),および17×17インチフルサイズFPD(立位撮影台搭載タイプ)を組み合わせた,デジタルラジオグラフィ装置「TFD-2010A」を,10月6日より販売開始する。
組み合わせのFPDは東芝電子管デバイス(株)製FPDで,従来のガドリニウム系(GOS)シンチレータタイプのFPDに比べ,量子検出効率が高く(DQE 70%以上)感度が高いため,約20%(同社比)の撮影線量低減が可能となり,被検者の被ばく低減を実現する。また,14×17インチカセッテサイズFPD(有線タイプ)は,従来の3.9kgから3.2kgと700gの軽量化を図っており,撮影台から取り外して使用する場合の作業負担も軽減している。撮影後3秒以内には画像確認が可能で検査効率の向上が図れるとともに,CR(Computed Radiography)と比較して読み取り装置が不要となるため,クリニックなどでは限られたスペースを有効に活用することができる。
17×17インチフルサイズFPDは,上下連動対応形の立位撮影台に搭載して,胸部撮影用のデジタルラジオグラフィ装置として,健診施設を中心とした需要に応える。
本デジタルラジオグラフィ装置を,ラインナップ豊富な同社のX線撮影装置と組み合わせて導入することにより,適切な線量による最適画像の提供はもとより,一貫したメンテナンス・保守サポートの提供が可能となる。同社は,医療機関における画像診断をトータルでサポートする。
●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
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