日立アロカメディカル,X線骨密度測定装置「DCS-900FX」を発表
2014-4-1
X線骨密度測定装置「DCS-900FX」
日立アロカメディカル(株)は,X線骨密度測定装置(二重エネルギー骨X線吸収測定一体型装置)「ダイクロマスキャン DCS-900FX」を発表した。
超高齢化社会を迎えつつある今,ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策に取り組む動きが広がり,骨粗鬆症の検査が重要視されている。
DCS-900FXは,骨密度測定装置を用いた骨粗鬆症診断において,検査者だけでなく被検者の快適性を重視し,さらに高画質テクノロジーを兼ね備えた装置として開発された。多様なニーズに適応する,高い汎用性を持ったX線骨密度測定装置である。
なお,本製品は2014年4月11日から開かれる国際医用画像総合展(ITEM2014)に出展予定。
●製品の特長
1. 省スペース設計が実現する快適性
設置面積0.72m2というコンパクト設計が,用途に応じた移動や最小限のスペースでの設置を容易する。またワンタッチで装置ヘッドを開閉する事(ワンタッチオープン機構)により被検者が乗降しやすいよう設計。また,位置決めを容易にするガイドライン方式や測定中ガイドカラー表示を採用し,被検者だけでなく検査者の負担も軽減する。
2. 多様なニーズに適応する汎用性
DCS-900FX は,骨密度測定で重要視される腰椎・大腿骨・前腕測定に対応している。
また,装置の設置高さが調節可能なのでX線撮影装置や市販品の撮影台との組合せができ,限られた空間へ
の設置と多様な組み合わせを可能にする※1。
3. 高画質テクノロジーと快適なアプリケーション
コンパクトで高出力のX線発生装置と独自のワンパススキャン機能により,高速スキャンと信頼性の高い測定値取得を実現。腰椎測定:約40秒※2 大腿骨測定:約20秒※2 という短時間測定により,被検者への負担も軽減する事ができる。また,日立アロカ独自のBMスタビライザー(骨塩量安定機構)により,高次元での精度管理も可能にした。
コンペアモード(前回の解析画像比較モード)やメタルリムーブ機能(大腿骨人工骨頭除去機能)等,多彩なアプリケーションを有し,DICOM 通信機能※3 も搭載,MWMやMPPSもサポートしている。
※1 設置・組合せ詳細については同社営業担当者へ問い合わせ。
※2 標準モードによる。
※3 オプション機能。DICOMはNEMAの医療情報のデジタル通信に関する規格に対する登録商標。
●問い合わせ先
日立アロカメディカル(株)
マーケティングコミュニケーション部
TEL 0422-45-5991(直通)
http://www.hitachi-aloka.co.jp/