HOYAグループPENTAXライフケア事業部,内視鏡画像強調機能i-scanの新機能『OE』を発売開始
〜消化器病変の発見,診断をより高精度にサポート〜
2013-5-7
白色光による観察画像(左)
OEによる観察画像(右)(血管が強調されている)
臨床画像提供:東京大学医学部附属病院
小田島 慎也氏,藤城 光弘氏
(画像は一例であり,OEによる効果を常に保証する
ものではない。)
HOYAグループPENTAXライフケア事業部は,2013年5月10日~12日に京都で開催される第85回日本消化器内視鏡学会総会において,PENTAX 製品最上位機種のビデオプロセッサEPK-i7000用の内視鏡用画像強調機能『i-scan』の新機能『OE』を発表し,日本国内で販売開始する。
販売開始するのはPENTAXの高画素CCDを搭載した内視鏡iシリーズスコープ(*)との組み合わせにより高精細な内視鏡画像を提供するビデオプロセッサEPK-i7000の OE搭載版で,PENTAX独自の帯域制限光を生成する光学フィルター(OEフィルター)と画像強調処理技術を組み合わせた『OE』(Optical Enhancement:光学強調) 機能を提供する。今までに販売済みのEPK-i7000には,アップグレードキット『OL-U1』によるOE機能搭載が可能。
(*)90i, i10シリーズスコープ
●OE(Optical Enhancement: 光学強調)機能
PENTAXは,従来『i-scan』が提供してきたSE(Surface Enhancement: 表面強調),CE(Contrast Enhancement: コントラスト強調) およびTE(Tone Enhancement: トーン強調)機能に加えて,血管,腺管および表面構造の視認性をさらに向上させるべく,新たな技術として帯域制限光にデジタル画像処理を組み合わせた『OE』(Optical Enhancement: 光学強調)機能(以下OE機能)を開発した。PENTAX独自の帯域制限光を生成する光学フィルター(OEフィルター)と画像強調処理技術の組み合わせが,血管,腺管,粘膜の表面構造を,白色光より高いコントラストで表示し,消化器病変の発見,診断をより高精度に行えるようサポートする。OE機能には,さらに目的に応じて選択可能な2つのモードがある。
- モード1:充分な明るさと血管強調の両立により,食道病変の発見や食道・胃病変の精査をサポート
- モード2:自然色を保ちながら血管強調,粘膜色調を強調しスクリーニングをサポート
●PENTAX独自のユーザビリティ機能 i-scan + Twinモード:
ビデオプロセッサEPK-i7000には,白色画像とi-scanによる強調画像を一つの画面に並べて表示し同時に比較観察ができるTwin モードも搭載している。
- Twinモード:通常画像とi-scan画像を比較しながら観察できるため,病変の発見や診断をサポート
開発・品質保証本部 本部長 ガネシュ・ラマスワミー氏のコメント:
「高品質で信頼性の高い製品・サービスを提供することによって臨床成果の向上に貢献することは,当社の活動の根幹であると認識しています。診断のサポートに重要な役割を担う内視鏡用ビデオプロセッサにおいて,当社は大きな進歩を遂げています。」
グローバルマーケティング統括部バイス・プレジデント,六川 弘呂子氏のコメント:
「高い品質で医療ニーズに応えるイノベーションの製品化により,今まで以上に患者さまのケアと医療の生産性向上に貢献していきます。」
●問い合わせ先
HOYA(株)
PENTAX ライフケア事業部 医用機器SBU
グローバルマーケティング統括部
マーケティングコミュニケーション部長
川島 香織
Email: kaori.kawashima@pc.hoya.co.jp
携帯:080-4794-5842
www.pentaxmedical.com