日本アキュレイ,「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム VSI」 放射線治療機器の最新モデルを販売開始
〜より効率的で非侵襲な体幹部治療が可能に〜
2013-4-8
放射線治療機器
「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム VSI」
※ 画像はイメージ
日本アキュレイ(株)は,放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム VSI」(以下,サイバーナイフ VSI)※1の販売を4月1日より開始した。
また4月12~14日の期間,パシフィコ横浜において開催される国際医用画像総合展(ITEM2013)にて国内で初めて公開展示する。
「サイバーナイフ VSI」は,出力線量率を従来機種の25%増である1,000MU/分にパワーアップし,より効率的な体幹部治療に貢献する。
また,肺がんの高精度な放射線治療に必要であった金マーカーの留置が不要となる追尾機能「Xsight Lung Tracking System(XLT)」に加え,非侵襲治療の対象症例を拡大する新機能「Lung Optimized Treatment(LOT)」を搭載した。これにより患者さん負担の少ない治療が実現可能となる。
今回の発売にあたり,同社代表取締役社長 穂積 重紀氏は次のように述べている。「サイバーナイフVSIは,頭蓋内・頭頸部における高精度な放射線治療を体幹部でも実行可能なSynchrony呼吸追尾システムをはじめ,治療部位に合ったトラッキング技術を搭載しています。今回,新機能LOTにより,これまで非侵襲治療の対象とならなかったがんも,その対象にできる可能性が高まります。同社は,より多くの患者さんが“切らずに治す放射線治療”のメリットを享受できるような開発を引き続き行ってまいります。」
サイバーナイフシステムのテクノロジーは,頭蓋内・頭頸部に加えて体幹部病変にも,主に体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を提供する。また,動体追尾システムを搭載し,照射ターゲットを高精度で捉え有効線量を照射することが可能で,重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。
※1 本システムは,2012年8月,厚生労働大臣による薬事承認を得た。VSIは,Versatility Simplicity Intelligence の略で,本製品の汎用性,簡潔さ,高機能性を表現するもの。
●問い合わせ先
日本アキュレイ(株)
マーケティング 武田/相子
TEL 03-6265-1544
http://www.accuray.com