九州メディカル,タブレット端末で利用できるグループウェアを導入
〜在宅患者訪問時の薬剤管理指導業務にも活用〜
2013-2-5
在宅訪問,24時間営業等の調剤薬局事業・微生物を用いた研究開発を行うバイオ事業を運営する(株)九州メディカルは,タブレット端末やスマートフォンにて利用可能なグループウェアを2月1日より全社に導入し,昨年11月に発売されたApple社製タブレット端末「iPad mini」を全スタッフへ支給した。
■グループウェアの導入について
グループウェアの社内ツールとしての活用はもちろんのこと,全スタッフが専用端末を持つメリットを活かし,顧客サービスの向上にも役立てていく。
グループウェアの開発/導入は,業務システム開発に実績の多い(株)オリノスが担当した。
(株)オリノス: http://www.orinos.co.jp/
■社内での活用について
今回,通常のグループウェアにある機能(スケジュール管理やワークフロー等)に加え,グループウェア内の勤怠データの経理システムへの連携,スタッフ間の気軽な情報交換ツール「タイムライン」,誰でも業務改善の提案が行える「業務改善提案機能」,上層部へ匿名での意見や報告が可能な「目安箱」等のオリジナルの機能を設置・活用することで,快適な職場環境作りに役立てていく。また,業務改善提案に関するコメントには,その内容に応じてポイントを付与し賞与査定に反映させることで,社内の更なる活性化と公平性のある人事考課を実現する。
■在宅患者訪問 薬剤管理指導業務における活用について
同社では,現在福岡県を中心に調剤薬局を複数店舗運営し,在宅患者訪問 薬剤管理指導業務にも力をいれているが,IT化の進む店舗内に比べ,患者宅では未だ紙ベースのアナログ対応であり,行えるサービスにも限界があった。
今後は,更なるサービス向上のため,全スタッフが高機能なタブレット端末を持っているメリットを活かし,他にはない最先端の在宅患者訪問 薬剤管理指導業務を推進していく。
●訪問先での薬歴確認
タブレット端末を使って訪問先で患者の薬歴を確認できるため,それを参考に適切な対応が行える。事前に情報を印刷しておく必要がないため予定外の訪問時でも迅速に対応可能。
●社内スタッフとのリアルタイムな情報共有
訪問先の様子を動画や写真も交え,社内スタッフにリアルタイムに共有することができ,掲示板やタイムラインにて訪問先で発生した問題に対する意見やアドバイスを社内スタッフより受けることも可能。
●遠隔の薬剤師と患者との直接的やりとりが可能
担当薬剤師が全ての分野に精通しているわけではないため,状況によっては他の薬剤師の知識や見解が訪問先で必要となるケースがある。そのような場合にタブレット端末のテレビ電話を活用することで,遠隔にいる対象分野に長けた専門の認定薬剤師と患者を直接やりとりさせることが可能となる。
●問い合わせ先
(株)九州メディカル
担当:宮近(ミヤチカ)
TEL 093-592-1262
E-mail miyachika@kmed.co.jp
http://www.kmed.co.jp/