クックジャパン,大動脈瘤の認知度調査を実施
~一般生活者の疾患名認知は2年間で増加~
2012-11-29
米国クック メディカル(日本法人:クック ジャパン)は,全国の30歳以上の一般生活者と医師を対象に「大動脈瘤」の認知度調査(手法:インターネット調査,有効回答数:2632人)を実施した。
クック ジャパンでは,2010年にも同じく「大動脈瘤」に関する認知度調査を実施しており,今回の調査では,前回と同じ質問項目を設けることにより,2年間で一般生活者の疾患認知がどのように変化したかも比較検討した。
●主な調査結果
1. 2012年調査では,大動脈瘤について「名前は知っている」と答えた割合は,腹部大動脈瘤69.3%,胸部大動脈瘤72.3%と,それぞれ2010年調査に比べて増加した
2. 大動脈瘤のイメージについて,「恐ろしい」「死亡のリスクが高い」に加え,「本人が気づきにくい」「自覚症状があまりない」と答えた割合がいずれも2年前より高まり,サイレントキラーというイメージが浸透してきたことがうかがえる
3. 一方,大動脈瘤に関する知識を問う設問では,「わからない」と答える人が半数以上であり,未だ正しい特徴を知らない人が多数にわたることが明らかになった
日本心・血管病予防会 理事長である重松宏氏は,調査結果について「大動脈瘤の多くは無症状ですが,瘤が大きくなり破裂してしまうと大変死亡率の高い,危険な病気です。今回の調査では,サイレントキラーとも呼ばれるこの病気のイメージは広まったことが分かりましたが,具体的な予防法や発見方法や治療法についてはあまり知られていませんでした。また医師の側も,大動脈瘤発見を目的とした検査はあまり実施していないという実態も明らかになりました。高齢化の進む日本において,大動脈瘤をはじめとする心・血管病の健診普及は,今後の課題と言えるでしょう」と指摘している。
また,クック ジャパン AI事業部 事業部長である山口直之氏は,「2010年調査と比較し,大動脈瘤の病名認知が高まったことは,日本心・血管病予防会をはじめとする学会や医師の先生方,そして企業の啓発の取り組みや,新しい治療デバイスの登場で治療方法が大きく進歩していることなどが影響していると考えられます。今後もクック ジャパンは,大動脈瘤治療用ステントグラフトメーカーとして,大動脈瘤に関する正しい知識普及に取り組み,一人でも多くの患者さんを助けられるよう活動して参ります」と述べている。
●問い合わせ先
Cook Japan (クックジャパン)広報担当
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
担当: 相原,大屋
TEL 03-6204-4336 FAX 03-6204-4302
http://www.cookmedical.com/jp/