医用画像工学ハンドブック

イメージングとコンピュータ診断の両方を網羅した世界初の医用画像工学ハンドブック

日本医用画像工学会が編集した『医用画像工学ハンドブック』（篠原出版）は，平成6年の刊行から18年という長い年月が経過した。この間，CT, MR, PET, CADなどのモダリティについては，急速な技術発展や理論面での新しい展開が見られることから，学会の事業としてハンドブックの改訂が決定された。
新しい医用画像工学ハンドブックでは，映像化技術編（Part Ⅰ），画像処理と解析編（Part Ⅱ）の2部構成とし，それぞれの項目が対応していることが大きな特徴である。執筆陣は各分野のエキスパートであり，最新のデータに基づいてクオリティの高い内容を実現。初版の約2倍の頁数（800頁）の大作となった。基礎から最新技術までを網羅する，他に類を見ない専門書である。（序から抜粋）

＜編集委員会＞
委員長　尾川 浩一（法政大学理工学部）
副委員長　工藤 博幸（筑波大学システム情報系情報工学域）
副委員長　清水 昭伸（東京農工大学大学院工学研究院）
委員
佐藤 嘉伸（大阪大学大学院医学系研究科）
増谷 佳孝（東京大学医学部附属病院放射線科・大学院医学系研究科）
森 健策（名古屋大学情報連携統括本部情報戦略室）
湯浅 哲也（山形大学大学院理工学研究科）
本谷 秀堅（名古屋工業大学大学院情報工学専攻）

＜執筆者一覧（掲載順）＞
尾川 浩一　I-1-1（法政大学理工学部）
工藤 博幸　I-1-2（筑波大学システム情報系情報工学域）
松本 政雄　I-1-3, I-1-4（大阪大学大学院医学系研究科）
本田 凡　I-1-4 （元（社）日本写真学会事務局））
本田 道隆　I-1-4（香川高等専門学校電気情報工学科）
山下 貴司　I-1-5 （浜松ホトニクス（株））
池田 充　I-1-6 （名古屋大学大学院医学系研究科）
羽石 秀昭　I-1-6, I-2-6 （千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター）
西澤 かな枝　I-1-7 （元 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター）
豊福 不可依　I-2-1（九州大学大学院医学研究院保健学部門）
森 一生　I-2-2 （東北大学大学院医学系研究科）
齊藤 泰男　I-2-2 （東芝メディカルシステムズ（株））
巨瀬 勝美　I-2-3 （筑波大学数理物質系）
本村 信篤　I-2-4 （東芝メディカルシステムズ（株））
北村 圭司　I-2-4 （（株）島津製作所）
伊藤 貴司　I-2-5 （日立アロカメディカル（株））
三宅 仁　I-2-6 （長岡技術科学大学経営情報系体育・保健センター）
湯浅 哲也　I-2-6 （山形大学大学院理工学研究科）
山田 幸生　I-2-6 （電気通信大学大学院情報理工学研究科）
佐藤 嘉伸　II-1-1, II-2-2, II-2-9 （大阪大学大学院医学系研究科）
清水 昭伸　II-1-2, II-2-2, II-2-6 （東京農工大学大学院工学研究院）
平野 靖　II-1-2 （山口大学大学院医学系研究科）
本谷 秀堅　II-1-3, II-2-4 （名古屋工業大学大学院情報工学専攻）
白石 順二　II-1-3 （熊本大学大学院生命科学研究部）
森 健策　II-1-4, II-2-2 （名古屋大学情報連携統括本部情報戦略室）
安藤 裕　II-1-5 （放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院）
彌冨 仁　II-1-6, II-2-6 （法政大学理工学部）
長谷川 純一　II-2-1 （中京大学情報理工学部）
原 武史　II-2-1, II-2-2 （岐阜大学大学院医学系研究科再生医科学専攻知能イメージ情報分野）
河田 佳樹　II-2-2 （徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部）
仁木 登　II-2-2 （徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部）
鈴木 秀宣　II-2-2 （徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部）
市原 隆　II-2-2 （藤田保健衛生大学医療科学部放射線学科）
増谷 佳孝　II-2-3 （東京大学医学部附属病院放射線科・大学院医学系研究科）
山下 典生　II-2-3 （岩手医科大学医歯薬総合研究所超高磁場MRI 診断・病態研究部門）
椛沢 宏之　II-2-3 （GEヘルスケア・ジャパン（株））
杉本 直三　II-2-3 （京都大学大学院医学研究科）
小森 芳秋　II-2-3 （京都大学大学院情報学研究科）
佐藤 哲大　II-2-3 （奈良先端科学技術大学院大学）
岡田 知久　II-2-3 （京都大学大学院医学研究科画像診断学・核医学）
木村 裕一　II-2-4 （放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター）
松田 博史　II-2-4 （独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター）
橋本 順　II-2-4 （東海大学医学部専門診療学系画像診断学）
山口 匡　II-2-5 （千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター）
竹村 淳　II-2-5 （東京農工大学大学院工学研究院）
畑中 裕司　II-2-6 （滋賀県立大学工学部）
細羽 実　II-2-7 （京都医療科学大学）
長谷川 高志　II-2-8 （群馬大学医学部附属病院医療情報部）
中本 将彦　II-2-9 （大阪大学大学院医学系研究科）

＜目次＞
Part I 　映像化技術
第1章　基礎理論
1．信号・画像処理の基礎
2．投影からの画像再構成
3．波動の基礎物理
4．X 線イメージング
5．ガンマ線イメージング
6．画質評価
7．放射線防護
第2章　映像化装置
1．X 線撮影装置
2．X 線CT 装置
3．MRI 装置
4．核医学装置
5．超音波診断装置
6．可視光・放射光装置

Part II 画像処理と解析
第1章 基礎理論
1．平滑化と強調
2．画像解析
3．パターン識別
4．画像表示
5．画像の記録・伝送
6．カラー画像処理
第2章 画像処理技術の応用
1．X 線画像
2．X 線CT 画像
3．MRI 画像
4．PET・SPECT 画像
5．超音波画像
6．可視光画像，赤外光画像
7．PACS
8．遠隔診断
9．手術・治療支援
カラーページ
索引