ホーム News Flash株式会社 日立メディコがアロカ株式会社株式に対する公開買い付け開始を発表─アロカとの企業結合により,開発力・販売力の強化を図る
株式会社 日立メディコが アロカ株式会社株式に対する公開買い付け開始を発表 ─アロカとの企業結合により,開発力・販売力の強化を図る |
||
(株)日立メディコは,2010年11月8日開催の取締役会において,アロカ(株)の株式を公開買い付けにより取得することを決議し,同日18時より,アロカ社と共同会見を開催して発表した。 両社は2006年4月に業務提携・資本提携契約を締結しており,日立メディコ社はすでに,アロカ社普通株式350万株(持株比率12.35%)を取得している。日立メディコ社は,アロカ社の大株主である日清紡ホールディングス(株),日本無線(株),新日本無線(株)との間で,それぞれが保有するアロカ社株式すべてについて,本公開買い付けに応募することで合意している。今後の日程としては,12月27日まで公開買い付けを実施し,2011年1月5日に決済を行って,アロカ社を100%完全子会社にする予定である。 両社はこれまで,業務提携・資本提携による協業を進めてきたが,今回の企業結合により,開発力のさらなる強化とスピードアップを図り,グローバルな競争力を高めた製品開発を行っていく。 日立メディコ社の三木社長は,「両社の技術の相互活用や柔軟な開発体制により,開発力のアップとスピードアップをめざす。また,アロカ社の持つ超音波普及機等のラインナップの追加により,高性能上級機から低価格普及機までの製品群を充実させ,医療機器市場の二極化に対応した事後湯を推進する」と,企業結合のねらいを述べた。 今回の両社の企業結合により,超音波装置の世界シェアは3位(11.2%),日本シェアでは1位(30.3%)となる。なお,超音波装置事業はアロカに集約する方向。両社の超音波装置事業と日立メディコ社のMRI事業を中心に総力を結集し,世界有数の医療機器メーカーをめざす。 ●問い合わせ先 |
||