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2012年度診療報酬改定が告示

厚生労働省は2012年3月5日(月),2012年度の診療報酬改定について,「診療報酬の査定方法の一部を改正する件」(平成24年厚生労働省告示第76号)として告示した。

2012年度の改定は+0.004%となっており,診療報酬(本体)は+1.38%(5500億円)となっている。うち医科における重点配分としては,4700億円が財源とされ,負担の大きな医療従事者の負担軽減に1200億円,医療と介護等との機能分化や円滑な連携,在宅医療の充実に1500億円,がん治療,認知症治療などの医療技術の進歩の促進と導入に2000億円が充てられる。

画像診断の主な改定としては,コンピューター断層撮影において64列以上のマルチスライスCT(950点),3テスラ以上のMRI(1400点)の加算が新設されている。このほか,4列マルチスライスCT,1.5T MRIの施設基準の届出で,安全管理責任者の氏名,CT・MRI装置,造影剤注入装置の保守管理計画を提出することになり,医療機器の保守・安全にも配慮が加えられた。

今回の診療報酬改定の内容は,厚生労働省のホームページからも確認できる。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15