特集 IT病院のスマートな文書管理術
●Inetrview─文書管理のノウハウを探る
国立成育医療研究センターが取り組む「紙」のデジタル化
−紙文書管理の“過去”“現在”“未来”が同居する電子カルテ先進施設の現状と運用
山野辺裕二(国立成育医療研究センター医療情報室)
国立成育医療研究センターは,2002年の開設時からペーパーレス,フィルムレスでの運用やベッドサイド端末の活用,NICUなども含めた部門システムの構築など,病院のIT化を積極的に進めてきた施設である。 医療情報室の山野辺裕二室長は2005年に赴任し,2008年の初めてのシステム更新時に次世代の病院情報システムをめざして「EDNA2」の構築に取り組んだ。EDNA2では,電子カルテとグループウエアの統合,セキュリティを確保したネットワーク基盤の構築,汎用システムを採用したシステム設計などをコンセプトに,新しい病院情報システムを実現している。 国立病院(当時)として,大規模施設での電子カルテ導入の先駆けとなった同センターでの文書管理はどのように進められているのか。山野辺室長にインタビューした。 【続きを読む】
Special Interview−医療情報システムの過去・現在・未来を語る
学術活動の拡大,国際的なデータの可視化,
専門的な人材の育成を柱に活動を展開
−システムの高い信頼性と標準化で,医療情報システムの工業製品化をめざす
日本医療情報学会 新学会長
木村通男(浜松医科大学医学部附属病院医療情報部教授)
2010年4月に,日本医療情報学会の新しい学会長に木村通男氏が就任した。ヘルスケア分野でのITの重要性が増す中,これからの学会としての運営方針,活動内容など新学会長としての抱負をインタビューした。また,11月に行われる第30回医療情報学連合大会の内容についても,コメントいただいた。 【続きを読む】
Special Report
Team医療3.0がアップルストア銀座で
「iPhone/iPad in Medicine:医療3.0」を開催
Team医療3.0が2010年9月25日(土),アップルストア銀座(東京都中央区)において,「iPhone/iPad in Medicine:医療3.0」を開催した。医療分野におけるiPhone・iPadの活用に期待を寄せる医療関係者,ベンダーなどが数多く参加。教育だけでなく,在宅医療や急性期医療の現場でのiPhone・iPadを使った新しい医療の姿に,会場内は大いに盛り上がった。 【続きを読む】