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ITEM2012 国際医用画像総合展―未来への先導 放射線診療の核心に迫り未来を展望する

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JRC 2012

●合同特別講演1 ─New Horizons Lecture
 ─分子イメージングのもたらす新しい世界─

2012年4月13日(金)

  合同開会式に続いてメインホールにて,合同特別講演1─New Horizons Lectureが行われた。遠藤啓吾氏(京都医療科学大学学長:前・群馬大学教授,元・JRC代表理事)の司会により,米倉義晴氏(独立行政法人 放射線医学総合研究所理事長) が「分子イメージングのもたらす新しい世界」と題して講演した。

  米倉氏は,2006年に福井大学高エネルギー医学研究センター教授から独立行政法人となった放医研理事長に就任。放医研を中心として,わが国における分子イメージング研究を牽引してきた。新しい学際的領域として注目される分子イメージングは,世界中で激しい研究・開発競争が行われている。わが国でも放医研に分子イメージングセンターが創設され,優秀な人材を集めて基礎研究から分子プローブや放射薬剤製造技術の開発,PETやMRIなどの技術開発,臨床研究に至るまで,幅広い研究が行われ,成果を上げている。

  米倉氏は,分子イメージングは分子生物学と画像医学の融合であり,画像によって分子が関与する現象を可視化する研究と位置づけ,新たな戦略が必要だとした。そして,早期診断,個別化医療,がんの治療抵抗性を中心とする研究内容を報告。分子イメージングは何を変えるか?という問いに対し,個人をベースとした医療への転換,診断・治療・予防(防護)の融合が挙げられると述べた。具体的には,放医研で開発しているOpen PETや多機能リポソームへなどを紹介して講演を終えた。

司会:遠藤啓吾氏
司会:遠藤啓吾氏

講演する米倉義晴氏
講演する米倉義晴氏
講演する米倉義晴氏

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