ホーム 取材報告 ITEM in JRC 2010日興ファインズ工業 ブースリポート
日興ファインズ工業は,小児検査をサポートする器具を中心に展示を行った。小児CT検査に用いる「CTレストレイナー」,胸腹部の検査における乳幼児撮影台「ファンティクサー」,小児のVUR(膀胱尿管逆流症)の検査時の固定具「VUリフラクサー」も展示。このほか,ソフトロンという素材を使用したX線撮影用の固定具「JN式ポジショニングブロック」,PVAゲルを封入済みのMRIファントムを展示した。(4月9日取材)
乳幼児の患者はCTに入るときに怖がってしまうことが多く,麻酔をかけた後,覚醒してもCTの台から落ちないようにホールドする。装置メーカーの補助的な用品にもリストアップされ,評判が高い製品となっている。
国内で約3000販売実績がある乳幼児撮影台「ファンティクサーFD21」。一般の病院をはじめ,子供病院や小児医療センター等,小児の専門病院では複数台納入されているところもあるという。
膀胱に尿が貯まった時や排尿する時に,尿が尿管・腎盂に逆流するVUR(膀胱尿管逆流症)の検査時の固定具。男子用・女子用それぞれL・M・Sのサイズを用意している。
日本石油が開発したPVAゲルを封入しており,MRIで見たときに人体に非常に近いT1,T2値を返してくれる。あらかじめゲルを封入しているため,ユーザーが信号発生物質を入れる手間がなく,水溶液の交換も不要なため長期間,安定した測定が可能になる。
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