情報通信,ネットワーク機器を扱うアライドテレシスは,今回ITEMに初出展した。同社は,病院情報システムでのネットワークがインフラとして重要性を増す中で,これまで医療情報学連合大会などでその管理・運用や,サポートする機器やソフトウェアについて展示やセミナーなどを行ってきた。今回のITEMでは,大容量の画像データを扱う放射線科のネットワークが,病院情報システムのネットワーク運用の中でもポイントとなることから,快適で安全なネットワーク構築に必要な機器やサービスを中心に紹介した。
病院のネットワークは,電子カルテやPACSなどのベンダ任せになっていたり,放射線部門では機器の導入にあわせて,その都度更新されて全体像が把握されていないケースが多い。電子カルテやPACSのフィルムレス化によってシステムが止められなくなる中で,今後,ネットワークにも冗長化や全体最適を考慮した設計が求められている。展示では,ネットワーク構築・設計に必要な考え方や,管理・運用をサポートする機器やソフトウェア,スイッチングハブや無線のアクセスポイントなどのネットワーク機器などが展示された。(4月10日取材) |