左心室の駆出率などを計測するMR-TVA

RSNA 2014 ［第3日：12月2日］

TeraRecon（テラリコン・インコーポレイテッド）が今回のRSNA 2014で掲げた3つの展示テーマのうち，“Advanced Visualization”については，同社が長年手がけてきた3D画像解析処理において，より高機能化されたアプリケーションが紹介された。

サーバ・クライアント型医用画像処理・診断支援ソリューション「Aquarius iNtuition」シリーズの「Aquarius iNtuition Clientビューアー」に搭載されている，心臓MRIのアプリケーション“MR-TVA”では，心室の駆出率などを計測することが可能である（TVAはtime volume analysisの略）。

CTと核医学検査データのフュージョン機能も充実させている。ブースでは，CTとPETのフュージョン機能が紹介された。SUV値の計測に加えて，新たにCT値も同時に計測して画面上に表示できるようになった。また，CTとSPECTのフュージョンのデモンストレーションも行われた。「Aquarius APS」で自動前処理されたCTデータにSPECTデータをフュージョンして，血管のテリトリー解析を行える。このテリトリー解析は同社だけの機能だとしている。

CTとPETのフュージョン機能

CTとSPECTのフュージョンによるテリトリー解析