RSNA2014 フィリップス - マンモグラフィ
高画質画像とスペクトラルイメージングを1回の低線量撮影で得られる「MicroDose SI」をPR
2014-12-5
MicroDose SIの紹介コーナー
RSNA 2014[第1日目:11月30日]
フィリップスのマンモグラフィのコーナーでは,高分解能,高画質,低線量,スペクトラルイメージングの4つの特長を持つ「MicroDose SI」について,モニタとコンソールによる技術説明と臨床画像の紹介が行われた。MicroDose SIはフォトンカウンティング方式を採用したマンモグラフィで,X線フォトン(光子)が検出器に入射すると発生するパルス信号をカウントして画像化する。直接デジタル信号に変換が可能であるためノイズをほとんど除去でき,1回の撮影あたり線量は平均値で0.6mGyと通常のFPDよりも被ばく線量を抑えることができる。画素サイズが50μmの高分解能を持ち,高画質画像を提供する。検診,またフォローアップなどで繰り返し検査をする場合にも,低線量で検査が行えることから,被検者や患者の安心・安全につながる。
さらに,MicroDose SIでは,1回の撮影で臨床画像に加えて,透過X線のスペクトラル情報から透過してきた物質に関する付加情報を得ることができ,臨床へのプラスアルファの情報を提供できると期待されている。日本国内で販売されている装置で唯一,スペクトラルイメージングが可能な装置となる。北米では,スペクトラルイメージングの重要性が言われるようになってきており,2013年に販売を開始した日本においても,今後スペクトラルイメージングについてのさまざまな報告が行われると考えられる。また,乳腺体積や乳腺密度の自動算出が可能なアプリケーションツール“Breast Density Measurement”では,客観的な乳腺評価も可能となり,日常診療を支援する。
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