RSNA2014 根本杏林堂 - テーマ
First-Time Exhibitorとして海外向けの造影剤注入装置をアピール
2014-12-3
Nemoto Kyorindo Co Ltdブース
RSNA 2014[第2日目:12月1日]
First-Time Exhibitorとして出展したNemoto Kyorindo Co Ltd(根本杏林堂)は,サウスビルディングに中規模なブースを展開した(Booth 4261)。過去に,ヨーロッパの代理店との合同出店などを行ったが,100周年の記念すべきRSNAであることから,単独での出展に至った。出展にあたっては,製品の核となる造影剤注入装置について,ハードウエアだけでなく,患者個々に合わせた造影剤の調整や,正しい検査の実施を支援する機能を搭載したソフトウエアについても紹介し,根本杏林堂の製品開発への姿勢を海外に発信したいとの思いがある。ブースでは海外向けの造影剤注入装置を展示し,世界各国からの参加者にアピールした。なお,海外へは1990年代初めから製品を輸出しており,米国では現在,CT用装置を展開している。ヨーロッパにおいては,CT用,MRI用,アンギオ用すべての装置を代理店を通じて販売している。
通路側の壁面には,根本杏林堂の開発・製品コンセプトや造影CT画像を投影し,来場者に視覚的にわかりやすく紹介。フランスの循環器専門病院の医師・Sablayrolles J. L., M.D.が,GEの最新CT装置「Revolution CT」を用いて撮影した造影画像を造影プロトコールとともに紹介した。
また,ブースの一角では,関連会社であるアミンが販売する「Ziostation2」に搭載される新しいソフトウエア“hemoscope”(開発・製造はイービーエム社,2014年1月にリリースずみ)を紹介した。流体力学を応用し,血流の流れ方のベクトル表示や動脈瘤の壁にかかる圧力(壁面剪断応力)を示すカラーマップなどの解析を,DICOM画像を取り込むだけで簡単に行うことができる世界初のソフトウエアとして展示した。動脈瘤などの治療方針の検討や適応決定に活用できることが期待されている。
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