RSNA2014 富士フイルム - ヘルスケアIT
VINCENTの肺換気計測の新機能を紹介

2014-12-4

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SYNAPSE VINCENTの肺換気計測アプリケーション

SYNAPSE VINCENTの
肺換気計測アプリケーション

RSNA 2014[第2日目:12月1日]

FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)は,SYNAPSEのアプリケーションについては海外に比べて国内向けの製品の方が先行しているため,RSNAでは日本のユーザー向けのコーナーを設けて,さらに次のバージョンについて開発の状況や実際のアプリケーションを紹介している。

RSNA 2014では,3次元画像解析システムボリュームアナライザー「SYNAPSE VINCENT」について,現行のバージョン4.0の中で新たな開発が進められている“肺換気計測”を紹介した。肺換気の計測は,COPDなどで低吸収領域を観察する場合,1回の撮影データで行われることが多いが,VINCENTの肺換気計測では,吸気と呼気のデータから解析を行うことができる。呼気と吸気のデータから低吸収領域を計算し,2つのデータを非剛体位置合わせによって正確にレジストレーションすることで,両方の状態から重複,呼気のみ,吸気のみといった情報を観察し,COPDにおける換気機能の状態を把握するアプリケーションである。こういった情報をもとに,さらにVINCENTの非剛体レジストレーションの高い精度を生かして,さまざまな解析が可能かどうかを検討していくとのことだ。

富士フイルムでは,このような最新アプリケーションを含めて,画像認識エンジンを活用することで定量化を進め,放射線科医や診療放射線技師の業務の効率化,各診療科との情報連携に貢献していきたいとしている。

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