RSNA2014 ケアストリームヘルス - X-ray
デジタル一般撮影装置「DRX-Evolution」を2015年に日本市場に投入か
2014-12-4
日本での販売が決定したデジタル一般撮影装置
「DRX-Evolution」
RSNA 2014[第3日目:12月2日]
Carestream Health(ケアストリームヘルス)は,同社のワイヤレスFPDである「DRX-1」を利用したデジタル一般撮影装置「DRX-Evolution」を,2015年の後半に日本でも販売を開始する。Evolutionは,管球の支持機構と立位撮影装置,臥位撮影装置が連動して稼働し,管球の中心とパネルの中心を自動でトラッキングして,撮影の位置合わせが行えるのが特長である。パネルの傾きを管球が自動的に感知して位置合わせを行う。1枚のパネル(DRXシリーズ)を立位や臥位で共用して使用でき,無駄のない運用が行える。また,ベルト式の駆動系でスムーズに動き,他社の全自動の撮影装置に比べて小さい設置面積で導入できることも特長だ。ハイエンドの装置であり,大学病院や総合病院などに向けた販売を想定している。
DRX-1を搭載した移動型X線診断装置「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」は,日本国内でも年間20台以上の販売実績を重ねており,順調に広がりを見せている。今回のRSNA 2014の展示では,小児向けのソリューションや側面パネルをデザインしたタイプの装置の展示を行っていた。
卓上型のCRシステムであるVitaをさらに小型化した新しいコンパクト型CRシステム「Vita Flex CR system」を出展した。卓上型CRは診療所や動物病院などを中心にニーズがあるが,Vita Flexはさらなる小型化を図り,メンテナンス性に優れ,使いやすいシステムとなっている。
また,ITEM 2014で日本でもサービスインを発表した“Managed Print Solution”は,プリンタを貸与し使用した分のフィルムの料金だけで利用できるサービスで,注文や使用状況などをwebで管理できるため,タイムリーで無駄のない撮影フィルムの管理が可能になる。そのほか,参考展示として,病院で行った検査や画像データを,個人がフィルムやUSBなどで持ち帰ることができるように,外来などに設置するKIOSK端末である“MyVue Center”が紹介された。
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