東洋メディックブース

安全で正確な放射線診断・治療の実施に貢献する幅広い製品を提供する東洋メディックは，最先端の製品の実機をブース全面に押し出す展示を展開した。最も注目を浴びたのは，米国Sun Nuclear社の放射線治療用3D水ファントム「SunSCAN 3D」。独自の円筒形デザインのタンクとリザーバー，キャスターで構成されており，移動や設置が行いやすい製品となっている。SunSCAN 3Dではセットアップの自動化が進化しており，ソフトウエア「SunDOSE」を用いることで，タンクのセットアップやスキャンデータの取得，保存，比較などを簡単に行えることが大きな特長である。また，超音波骨密度測定装置「EchoSシステム」は，専用のコンベックスプローブを用いて腰椎や大腿骨の骨密度を簡単に測定することができる。EchoSシステムで採用しているREMS（radiofrequency echographic multi-spectrometry）法（腰椎）は，2022年の診療報酬改定において，骨塩定量検査の区分がDXA法のすぐ下に位置づけられており，信頼性の高い測定法であると言える。また，EchoSシステムでは，メディカルレポートの記載が日本語に対応したことがアピールされた。

放射線治療用3D水ファントム「SunSCAN 3D」

超音波骨密度測定装置「EchoSシステム」