ITEM2023 シーメンスヘルスケア 取材速報
発売1周年を迎えたフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha」をはじめ,先進技術を実装した製品群をPR
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2023-4-14
シーメンスヘルスケアブース
シーメンスヘルスケアは,初日14日10時30分より「NAEOTOM Alpha」の1周年記念イベントを行い,代表取締役社長の森 秀顕氏らが挨拶するとともに,国内6つの導入施設からのビデオメッセージが紹介され,臨床利用が始まった世界初のフォトンカウンティングCTを大きくアピールした。NAEOTOM Alphaは,フォトンカウンティング検出器を搭載したDual Source CT で,高精細かつ低被ばくを実現するほか,全検査でのスペクトラルイメージングや高速撮影を可能にする。今回,新たにCTガイド下穿刺手技を支援するレーザーガイド機能がオプションとして用意されたことをアナウンスした。
MRIは3T装置「MAGNETOM Lumina」を展示し,高い再現性を実現する「BioMatrix Technology」や AIを用いた画像再構成技術「Deep Resolve」といった特長を紹介した。アップデートとして,ECGセンサなしに心拍同期撮像を可能にする「BioMatrix Beat Sensor」が新たに利用可能となった。
また,シーメンスでは医療DXを加速させるSmart Imaging value chainの実現をめざしており,そこに貢献する製品・サービスとして,AI画像解析ソフトウエア「AI-Rad Companion」や医療用コミュニケーションツール「teamplay Image」,検査支援ソリューション「syngo Virtual Cockpit」の提案を行った。
Image-guided Therapyでは,ITEM直前に発売された,循環器疾患治療にフォーカスした血管撮影装置「ARTIS icono BC」やサステナビリティに配慮した「Artis zee SX」についてスライドを使って特長を紹介したほか,高精細な3D画像で手技を支援する外科用Cアーム「Cios Spin」の実機を展示し,血管撮影装置やCアームのラインアップ拡充をPRした。
核医学では,2022年9月に発売したSPECT/CT「Symbia Pro.specta」の実機を展示。検出器を頭部から離して撮像しても感度・分解能が低下しない「IQ・Neuro」や,撮像範囲を直感的に設定できる機能などを利用可能で,スムーズな操作性で高精度な定量化を実現する。
このほか,広角なトモシンセシス撮影・バイオプシーが可能なデジタルマンモグラフィの最上位機種「MAMMOMAT Revelation」や,バリアン社の統合により提供可能になったComprehensive Cancer Care(包括的ながん医療)のポートフォリオが紹介された。
●お問い合わせ先
社名:シーメンスヘルスケア株式会社
住所:東京都品川区大崎1-11-1ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL:03-3493-7500
URL:https://www.siemens-healthineers.com/jp