インフォコムブース

インフォコムは，放射線部門向けの情報システム「iRad」シリーズのうち，RIS，レポートシステム，治療RISの機能を強化して提供を開始した。ブースでは，「Information SystemからIntelligence Systemへ」というメッセージを掲げ，業務効率や診療の質の向上につなげるために情報を利活用できるシステムへと進化したことをアピールした。

RISの「iRad-RS」では，禁則チェック機能や線量データ管理での箱ひげ図や散布図などの表示機能などが追加された。被ばく線量管理において，ビジュアルでわかりやすく示すことで，施設における被ばく線量の最適化に向けた取り組みに寄与する。また，レポートシステム「iRad-RW」では，読影率をリアルタイム表示してタスク管理を行いやすくしたほか，読影時間のヒストグラム表示が可能になった。治療RISの「iRad-RT」では，治療開始までの業務をリスト表示して，多職種での情報共有を図る「業務TODO」機能を開発した。

このほか，参考展示として，シーメンス社の「AI-Rad Companion」といったAIソフトウエアと連携し，解析結果をiRad-RWに容易に記録できるソリューションを紹介していた。

「iRad-RS」では線量データ管理の機能を強化し，データをビジュアル化して表示可能

読影のタスク管理を容易にして，働き方改革にも寄与する「iRad-RW」

「AI-Rad Companion 」などのAIソフトウエアと「iRad-RW」の連携を参考展示で紹介