ITEM2022 シーメンスヘルスケア 取材速報
世界初のフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha」を華々しく披露
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2022-4-15
シーメンスヘルスケアブース
シーメンスヘルスケアは,Purposeに掲げる「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」を象徴する製品として,世界初のフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」を,日本で初めて披露した。日本のアクロラド社と共同開発したフォトンカウンティング検出器を搭載しており,X線フォトンをエネルギーごとに個々にカウントすることで,高分解能や低線量撮影,スペクトルイメージングが可能になる。ブースでは,世界で初めてフォトンカウンティング検出器も展示されている。
MRIは,High-V MRI「MAGNETOM Free.Max」がITEM初展示となった。0.55Tでありながら人工知能(AI)技術を用いて開発された画像再構成“Deep Resolve”により,1.5T装置にも匹敵する高画質や撮影時間の短縮を実現する。画像歪みが少ないため,胸部撮像などにも対応できる特長を有する。
Digital Health & Imaging ITでは,デジタルヘルスプラットフォーム「teamplay」で利用できる人工知能(AI)技術を用いた画像解析“AI-Rad Companion”や,線量管理,機器管理のアプリケーションを紹介。医師の働き方改革に貢献するソリューションとして,チャットやビデオカンファレンス,医用画像共有を簡単に行うことができ医療用コミュニケーションツールの“teamplay Image”を大きくアピールした。
Image-guided Therapyでは,PCI支援ロボットの「CorPath GRXシステム」をシミュレータと併せて展示し,離れたコックピットからPCI手技を行うイメージを体感できる。血管撮影装置から離れて操作できることで,術者の被ばくリスクを大幅に低減し,防護エプロンが不要となるため負担軽減にもつながる。
また,2021年にパートナーとして迎えたバリアンと世界初の共同出展を果たしており,シーメンスの治療計画用装置とバリアンの高精度放射線治療システムを組み合わせることで包括的ながん治療を提供できることをアピールした。
●お問い合わせ先
社名:シーメンスヘルスケア株式会社
住所:品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL:03-3493-7500
URL:https://www.siemens-healthineers.com/jp/