ITEM2022 GEヘルスケア・ジャパン 取材速報
創立40周年の節目にふさわしい日本開発・製造のCT「Revolution Ascend」など最新モダリティを中心に展示
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2022-4-16
GEヘルスケア・ジャパンブース
GEヘルスケア・ジャパンは,「Building a world that works:より良い未来の創造にむけて」を展示テーマに掲げて展示を構成した。2022年は同社の前身である横河メディカルシステム株式会社が設立されてから40周年となる。ブース内では40周年のロゴが掲示されたほか,映像などで歩みが紹介された。
40年の歴史の中では,日本のユーザーの意見を取り入れ,開発から製造までを日野工場で行う製品も登場してきた。今回は日本で開発・製造を行う新製品として,最新CT「Revolution Ascend」を展示した。ディープラーニング画像再構成技術“TrueFidelity Image”を搭載。同じくAI技術を用いてポジショニングなどを自動化する“Effortless Workflow”を採用している。
また,MRIの新製品では1.5T装置の「SIGNA Prime」を発表した。新開発のIPMマグネットや次世代デジタル技術“Total Digital Imaging(TDI)”を採用。直感的な操作が可能なユーザーインターフェイスにより,質の高い検査を施行できる。
X線関連では,19cm×19cm×19cmの視野を持つCMOSフラットディテクタを採用した外科用Cアーム装置「OEC 3D」を展示した。タッチパネルで3D撮影を行える。また,マンモグラフィでは,「Senographe Pristina」とBiopsyオプションを紹介した。
超音波診断装置では,2021年に発表したポケットサイズ超音波診断装置「Vscan Air」を展示した。iOS,Androidのスマートフォンやタブレットとワイヤレス接続して使用できる。
核医学関連では,心臓SPECT検査向けの半導体検出器搭載「MyoSPECT」を紹介した。心臓がFOVの中心になるよう自動位置合わせを行うことで,ワークフローを向上する。
デジタルおよびサービス関連では,医療機器の稼働状況を可視化する「アセット・パフォーマンス・マネージメント(APM)」を放射線部門用に特化させた「ESW Radiation」を紹介した。画像診断装置の稼働状況やスタッフの検査業務をデータ化して,業務改善のための分析に役立てることができる。このほか,保守サービス「Insite」にファイアウォール機能を追加し,セキュアな運用を可能にする「Cyber Security」,AI技術により装置の故障を未然に防ぐ「OnWatch Predict」を紹介した。
●お問い合わせ先
社名:GEヘルスケア・ジャパン株式会社
住所:東京都日野市旭が丘4-7-127
TEL:0120-202-021
URL:https://www.gehealthcare.co.jp/