ITEM2018 ザイオソフト / アミン 取材速報
三次元医用画像認識技術RealiZeテクノロジーによる自動認識,自動処理が充実したZiostation2の新機能をアピール
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2018-4-14
ザイオソフト / アミンブース
ザイオソフト / アミンは,“Navigable Intelligent Visualization for Diagnosis and Treatment”をテーマに,高度な画像処理による可視化によって診断や治療をサポートする3D医用画像処理ワークステーション「Ziostation2」の最新機能の紹介を重点に展示した。また,今年はブースデザインのコンセプトに「お客様との対話」を掲げ,白を基調としたオープンなスタイルに一新,Ziostation2の新機能や特徴を説明するコミュニケーションスペースを広く取って,多くの来場者に対応できるように工夫されていた。
Ziostation2は,同社の独自技術であるPhyZiodynamicsや,昨年のITEM2017で初めて紹介した三次元医用画像認識技術「RealiZe」のアルゴリズムを利用して,プロトコールやアプリケーションの機能の向上を図っている。ブースでは2018年の春から夏頃までに登場予定の最新バージョンに搭載予定の機能を含めて紹介した。
RealiZeテクノロジーは,解剖学的認識アルゴリズムと連続性アルゴリズムによって血管や臓器などの高精度な抽出・認識を可能にする。その特徴を利用することで,「3D解析/4D解析」の標準アプリケーションに搭載された“分離機能”では,椎骨などCT値に差のない部位でも抽出したい任意の骨を選択して抽出することが可能になることを紹介した。また,「CT石灰化スコアリング」では冠動脈の抽出から石灰化を自動認識して解析まで自動化した。そのほか,“大腰筋抽出”など非造影の臓器や筋肉,血管の抽出や「MR冠動脈解析2」などの自動抽出の精度や処理の自動化されたことをアピールした。
PhyZiodynamicsの技術の展開では,「4Dサブトラクション」で,経時的に撮影されたデータをボリュームデータを処理する際に欠かせない非剛体位置合わせで精度の向上に生かされてることを紹介した。
また,超高精細CTの1Kデータ(1024×1024サイズ)に対応する「Ziostation2 1K Premium」を出展。高分解能画像への対応や大容量化するデータ処理や転送にも対応できるようにハードウエア,ソフトウエアを強化している。冠動脈解析,肺野気管支測定に対応している。
●お問い合わせ先
ザイオソフト株式会社/アミン株式会社
TEL:03‐5427-1921
URL:https://www.zio.co.jp/