ITEM2018 ネットカムシステムズ ブースレポート
直感的に,ストレスなくマンモグラフィ読影を行える「mammodite」のパフォーマンスを体験型ブースでアピール
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2018-5-1
ネットカムシステムズブース
ネットカムシステムズは,ブースの中央に社章にも使用されているピンクリボンをライトアップし,乳腺画像診断ワークステーション「mammodite」の実機を使って,担当者から説明を受けながら体験できる展示を行った。ブースでは読影室の環境に近い,光の反射などを極力抑えられた個室が設けられており,JVCケンウッド,EIZO,バルコなど各社の最新モニタでmammoditeのパフォーマンスを落ち着いて体験できるようになっていた。
●直感的な操作とストレスを感じない高速表示で快適な読影環境を提供する「mammodite」
乳腺画像のスピード・機能・インターフェイスを追究したワークステーション「mammodite」は,「より簡単に,よりストレスなく読影していただく」をコンセプトに,乳腺診断に特化している。100%自社開発のためカスタマイズ性が高く,ユーザーニーズに柔軟に対応し,スピーディに機能追加ができるのが特長である。
ビューワは独自開発の統合プロセスエンジン「APROS」により,トモシンセシスも含めたマンモグラフィ画像も待ち時間なしに画像表示できるため,ストレスなく読影できる。また,ユーザーインターフェイスはシンプルで直感的な操作性を実現し,各種検査画像の比較の際に読影レイアウトをクリック1つで切り替えられる“ワンタッチレイアウト”機能などを搭載している。ワンタッチレイアウトは,過去画像との比較はもちろん,2Dやトモシンセシスの比較,または乳腺エコーとの併読など,画面レイアウトの表示アイコンをクリックするだけなので,プロトコールの順番や特殊な設定が入っているなどの読影ミスにつながることがない。
●マンモグラフィ検診施設画像認定施設に準拠したレポートの作成支援など,診療放射線技師の負担を減らす機能の追加
今回「mammodite」のレポートシステムでは,新たに日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)のマンモグラフィ検診施設画像認定施設の施設認定を受けるための支援機能とモニタの精度管理アプリケーションの機能が追加された。
マンモグラフィ検診施設画像認定施設では,認定施設の評価を受けるために煩雑な資料作成と提出画像の選定が必要だが,日常業務の中でこのような作業の追加は診療放射線技師の負担増になるため,作業を効率化する支援機能が求められていた。mammoditeでは,精中機構の画像評価基準に則った評価点を検査画像に紐付けて保存しておくなど,画像選定の効率向上を目的とした機能が追加された。また,レポートも精中機構のガイドラインに準拠した形で所見をつけることができるため,容易に資料作成が可能となっている。
もう一つの新機能は,mammoditeのレポートシステム上に組み込まれたモニタの精度管理アプリケーションだ。通常,モニタの精度管理はメーカーの精度管理(QA)ソフトウエアで行うが,そのためだけにQAソフトウエアの立ち上げる必要があるため,起動の手間や精度管理し忘れるなどの問題が起こっていた。今回追加された精度管理アプリケーションは,レポートシステムの中に組み込まれているため,新しくQAソフトウエアを立ち上げる手間を省略できる。また,レポートシステムを立ち上げた際に確認のメッセージが表示されるようになっているため,精度管理をし忘れることがなくなる。
●お問い合わせ先
社名:株式会社ネットカムシステムズ
住所:〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原5-1-18 新大阪サンアールセンタービル16階
TEL:06-4866-6431
URL:http://www.netcam.co.jp/