ITEM2016 ザイオソフト/アミン 取材速報
PhyZiodynamicsの技術を生かしたさまざまな解析アプリケーションをアピール
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2016-4-16
ザイオソフトブース。
3D/4Dの画像を際立たせるブラックのカラーと
プロジェクターによる180°のスクリーンでアピール
ザイオソフト/アミンは,“Navigated by Ziostation2 All the way to your destination!”をテーマにブースを出展した。毎年,工夫を凝らしたブースデザインでインパクトを与えるザイオソフトだが,今年はブース内の壁を約180°カバーする超大型スクリーンを設置。スクリーンには,同社の独自技術であるPhyZiodynamicsが実現する,ノイズ低減,ダイナミック計測,三次元形状認識,非剛体位置合わせ,4Dモーション解析などの特長をアピールし来場者の目を引いた。
同社では,そのPhyZiodynamicsの技術をZiostation2のアプリケーションに展開し,さらに高度で正確な画像処理を可能にしている。展示では,Ziostation2の最新バージョンに搭載,あるいは今後搭載予定のさまざまな領域のアプリケーションを紹介した。ブース内には,多くのワークステーションの実機を用意して,スタッフからの説明だけでなく,実際に操作し画像を確認しながら体験できるような展示となっていた。
新しいアプリケーションとして,PhyZiodynamicsの非剛体位置合わせによって高精度なサブトラクションを行うことで冠動脈の石灰化領域を除去する「CT冠動脈石灰化サブトラクション」,そのサブトラクション前後のデータから冠動脈を自動抽出し比較表示を行う「CT冠動脈比較解析」,MOLLI法を用いたT1値の解析に対応する「MR心筋T1マッピング」などを紹介。また,今後搭載予定(W.I.P.)の機能として,救急や外傷IVRの際に全身CTのボリュームデータから仮想透視画像を作成し大血管と分枝血管のパスを自動抽出して手技をサポートする「IVRプランニング」が展示された。このIVRプランニングと,TAVI/TAVRをサポートする「TAVR術前プランニング」については,学会最終日(4月17日)のランチョンセミナーでユーザーからの臨床報告を行う予定だ。
さらに,Ziostation2の3D画像データを利用してから3Dプリンタで臓器モデルなどを作成するニーズが高まっていることから,ブース内でSTLファイルで出力したデータから作成された3Dモデルなども展示されていた。そのほか,2015年10月にソフトウエア単体で薬機法承認を受けダウンロードでの販売を開始した「ZioCube」も展示した。
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●お問い合わせ先
ザイオソフト株式会社/アミン株式会社
TEL:03‐5427-1921
URL:http://www.zio.co.jp/