杉村JRC代表理事，小松JIRA会長によるテープカット

JRC2016の2日目，4月15日（金）には，2016国際医用画像総合展（ITEM in JRC 2016）が開幕した。正門前では9時30分から恒例の開会式が行われ，杉村和朗JRC代表理事，第75回日本医学放射線学会総会の玉木長良会長，第72回日本放射線技術学会総会学術大会の小倉明夫大会長，第111回日本医学物理学会学術大会の荒木不次男大会長，運営する日本画像医療システム工業会（JIRA）の小松研一会長が出席した。

挨拶に立った杉村JRC代表理事は，前日に発生した熊本県を震源とする地震についての触れ，JRCとしても医療者として復興に尽力したいと述べた。また，杉村JRC代表理事は，ITEMが北米放射線学会（RSNA）に次ぐ規模を有する国際的な展示会であり，アジア，米国，欧州から出展，参加があると説明。RSNAと欧州放射線学会（ECR）とともに世界3極の展示会として名実ともに発展していると述べた。その上で，杉村氏は，RSNAやECRで紹介された製品や技術がどのように進歩しているか，ITEMで紹介された製品や技術が次のRSNAやECRでどのように花開くか注目したいと話し，挨拶を締めくくった。

次いで小松JIRA会長が挨拶した。小松会長は，画像医療システムは医療と技術の進歩とともに発展しており，世界中の患者のQOL向上に役立っていると述べた。今回は，前回より展示面積を3％増やして8918m²になったとし，出展社数も158社に上ると説明。目標入場者数として2万2000人以上という数字を掲げた。また今回，新たな試みとして，会場内に大型モニタを設け入場者数をリアルタイム表示するほか，ホームページ でも入場者数を確認できるようにしたという。このほか，小松会長は，熊本県を中心被害の出ている地震に関して，JIRAブースで義援金を受け付けているとアナウンスした。

多くの関係者を集めた開会式

杉村和朗 氏	玉木長良 氏	小倉明夫 氏
荒木不次男 氏	小松研一 氏

開会式後には会場を視察	義援金を納める小松JIRA会長
初日から混雑するITEM登録所