ITEM2016 富士通 取材速報
新しい基幹電子カルテ「HOPE LifeMark-HX 」とシームレスに連携するRIS,PACSを発表
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2016-4-16
富士通ブース
富士通は,2015年7月に発売した大規模病院向け電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX」に対応した,放射線部門向けの新しい“診療画像ソリューション”を中心に出展した。新しい診療画像ソリューションは,撮影業務を支援するRISの「HOPE LifeMark-HX 生体検査ライブラリ(診断RIS)」,PACSの「HOPE LifeMark-PACS」,放射線治療業務をサポートする「HOPE LifeMark-治療RIS」で構成されている。
HOPE LifeMark-HXは,院内だけでなく介護や健診などあらゆる情報を統合し活用するヘルスケアICT基盤「Healthcare Information Suite」の最初のステップとして2015年7月に発売された。開発言語やデータベースを含めてアーキテクチャを一新し,Webアプリケーション化,仮想化技術の採用,データウエアハウスの刷新,完全二系統化などを行い,診療現場で使いやすく,安全で業務効率向上が可能なシステムとなっているのが特長だ。また,今回の診断画像ソリューションの開発に当たっては,2014年に提携した横河医療ソリューションズとの共同開発を行い,放射線情報システムで高い技術力と実績を持つ同社の強みを生かした機能の強化を図っている。
新しい診療画像ソリューションの診断RISは,HOPE LifeMark-HXの生体検査ライブラリとしてライブラリ化されたことで,よりシームレスな連携が可能になった。マスタやデータが統合され,電子カルテの検査情報や禁忌情報などの参照が容易になっている。さらに,BI(Business Intelligent)ツールを利用して,さまざまな条件での検索や高度な解析を支援する。
HOPE LifeMark-PACSでは,電子カルテ連携によって,他検査情報を参照したレポートの作成,気になる患者を登録することで手術記録や病理検査結果などを把握できるフォローリスト機能などを実現する。
HOPE LifeMark-治療RISでは,職種ごとのTODOリスト機能などのチーム医療をサポートする機能や,放射線治療専用の画像ビューワ機能で治療計画画像が院内の電子カルテ端末で可能になるなど,こちらも連携強化の成果を取り込んでいる。
そのほか,小型で卓上に設置できる「カウンター設置型受付機」など放射線科業務を支援する製品をアピールした。
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富士通株式会社
住所:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
TEL:03-6252-2572
URL:www.fujitsu.com