ITEM2016 EIZO ブースレポート
「EIZOが奏でる白い輪舞曲(ロンド)」をテーマに,デザインを一新した医用画像表示モニター新製品群や手術室向けソリューションを展示
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2016-4-22
EIZOブース
EIZOは,「EIZOが奏でる白い輪舞曲(ロンド)」をテーマに,白い輪をモチーフにしたブースを展開した。医療分野では安心・信頼をイメージさせる“白”を用いたブースデザインには,安心感・信頼感が無限のループで連綿とつながっていくようにとの同社の想いが込められている。
主に,側面に白い輪を配したデザインのモニター新製品「RadiForce RX250 」「RadiForce RX350」や,よりラインナップの幅が広がった手術室向け映像支援ソリューション「CuratOR(キュレーター)」などの展示を行った。
●デザインを一新した「RadiForce RX250 」「RadiForce RX350」
医用画像表示モニターでは,3MP,21.3 型カラー液晶モニター「RadiForce RX350」,および2MP,21.3 型カラー液晶モニターの「RadiForce RX250」の新製品2機種を中心に紹介した。両機種ともに,読影作業に集中しやすいようにベゼル部分には黒を,側面には白を配し,角を丸くすることで患者の心理的不安を和らげ,清潔感や安心感を与えるデザインに一新した。新デザインとパネルにより,先行機種に比べて空間占有率がRX350で約30%,RX250で約27%削減され,省スペースを実現している。また,RX350は先行機種に比べてキャリブレーション推奨輝度が500cd/m2に向上している。液晶パネルは,高輝度を追究すると画素の開口率を高くすることとなり,鮮鋭度の低下が避けられない。EIZO独自の技術を生かした「Sharpness Recovery機能」によって画像の細かい部分の不明瞭さを補正し,鮮鋭度を向上させている(RX250にも搭載)。
さらに,背面には入力端子だけでなく,Display出力端子を配置し,デイジーチェーン接続により複数モニター使用時の配線がシンプルになっている。
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●手術室向け映像ソリューション「CuratOR」
昨年(ITEM2015)に続けて,ブース前面に配置した手術室向け映像ソリューション「CuratOR」コーナーでは,壁に埋め込まれた情報集約システムの新しいモデルとして「CuratOR Surgical Panel SP1-24T」(SP1-24Tは,タッチパネル式になっている),「CuratOR Surgical Panel SP1-55」を展示した。Surgical Panel SP1-55は,白いキャビネットで4Kに対応させたエンジニアリングサンプルとして紹介した。病院への導入の際には,ユーザーの要望にあわせて,内蔵するモニターの種類や組み合わせ,キャビネットの色や素材,タッチパネルの有無などをコンサルティングして個別に調整する。上記2機種に加えて,49インチの「SP1-49」,24インチと49インチを合わせた「SP2-24T-49」をスタンダードモデルとして用意している。
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●接続モニター数11,000台を突破したネットワーク品質管理ソリューション「RadiNET Pro Web Hosting」
モニタ品質管理コーナーでは,ネットワーク品質管理ソリューション「RadiNET Pro Web Hosting」を紹介。モニター管理者は,同社が設置・管理するRadiNET Proサーバにインターネット経由で接続し,施設内の全モニターを一括管理することが可能となる。これにより,病院内へのサーバ設置や運用,保守にかかわる費用を削減できる。モニター管理者は,スマートフォンやタブレット端末など,多様なモバイル機器から品質管理サーバにアクセス可能である。2012年のサービス開始以降,接続モニター数が11,000台を突破し,同社が行った調査では89%の顧客満足度を実現している。
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●読影室向け間接照明「RadiLight」
読影室の暗い環境で明るいモニター画面を見続けていると,目の負担が増えたり,手元の書類やキーボードが見えにくいという問題を解決するために開発されたのが間接照明「RadiLight」である。液晶モニター背面に取り付け,10段階で選べる明るさで背面の壁を照らすことで,室内の明るさを確保しつつモニター画面への映り込みがないため,作業の妨げにならない。また,手元を照らす照明も付属している。
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●お問い合わせ先
EIZO株式会社
住所:本社 〒924-8566 石川県白山市下柏野町153番地
TEL:営業1部 メディカル課 03-5715-2014
URL:http://www.eizo.co.jp/