2012 国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2012)が開幕
─2年ぶりの機器展示開催に期待がふくらむ─
2012-4-12
テープカット
2012 国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2012)が4月13日(金),パシフィコ横浜展示ホールにて開幕した。昨2011年は,3月11日の東日本大震災の影響により開催が中止になったため,2年ぶりの機器展示となる。9時30分から会場前で開会式が行われ,15日(日)の13時までの会期がスタートした。
総合進行のJIRA展示委員・関本太郎氏の司会で幕を開けた式典には,山田章吾・日本ラジオロジー協会(JRC)代表理事,栗林幸夫・日本医学放射線学会総会(JRS)会長,土井 司・日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT)大会長,尾川浩一・日本医学物理学会学術大会(JSMP)大会長,そしてITEMを運営する日本画像医療システム工業会(JIRA)の加藤久豊会長が出席。主催団体を代表して山田JRC代表理事が,運営団体を代表して加藤JIRA会長が挨拶を行った。
山田JRC代表理事は,東北大学で東日本大震災に遭遇した状況を振り返り,2年ぶりの開催を迎えることができたことに感謝を述べた。
加藤JIRA会長も,この日を迎えることができたことに謝意を表し,21000人以上の来場を期待すると述べた。今回は,17400m2という広い会場に,143社が出展。一昨年の137社を上回ったという。
昨年は開催中止を受け,代わりにJIRAのサイト上でのWeb開催が実施されたが,やはり,実際のリアルな展示の持つ力を再認識させられた感があった。今回,待ち望んでいた機器展示の開幕に期待がふくらむ。今回は,新製品も多数,発表され,出展各社も気合の入った展示を展開していると思われる。
また,今春の診療報酬改定はわずかながらもプラス改定となり,画像診断領域では,コンピューター断層撮影において64列以上のマルチスライスCT(950点),3テスラ以上のMRI(1400点)の加算が新設された。このほか,4列マルチスライスCT,1.5T MRIの施設基準の届出では,医療機器の保守・安全にも配慮が加えられた規定が課された。これらの改定内容が今後,どのような影響を及ぼすのか,今回の機器展示でも見えてくるものがあるかもしれない。
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