GEヘルスケア・ジャパン,在宅医療や災害医療にフォーカスした製品・サービスをPR

2012-7-18

GEヘルスケア・ジャパン


GEヘルスケア・ジャパン

GEヘルスケア・ジャパン では,在宅医療や災害医療にも有用となる製品やサービスをPRした。ブースの中央には,超小型の超音波診断装置「Vscan」や心電計「MAC600」などを搭載する軽ワゴン車タイプのドクターカーを設置した。このドクターカーは日本医科大学多摩永山病院で運用しているもので,同タイプのドクターカーが東日本大震災の被災地で,11台導入されている。狭い車道でも通行できることから被災地だけでなく過疎地でも機動力を発揮でき,青森県における過疎地医療の実証実験でも使用されている。

軽ワゴン車タイプのドクターカー

軽ワゴン車タイプのドクターカー

 

このワゴン車に搭載できるVscanは,同社装置の中で最速での1000台販売を達成している。7月17日にはその最新バージョンとなる「Vscan 1.2」がリリースされた。また,MAC600は,小型設計でありながら,解析機能やPDF作成機能を搭載しており,効率的な運用ができる。

在宅医療での需要もあり国内販売が好評のVscan

在宅医療での需要もあり国内販売が好評のVscan

 

解析機能を搭載したMAC600

解析機能を搭載したMAC600

 

一方,ヘルスケアIT関連でも,災害医療などに有用なクラウドサービスがPRされた。4月から深谷赤十字病院で本格的な運用が始まった「Centricity PACS」のデータホスティングサービス「医知の蔵」に加え,他社のPACSデータの保存を行う「医知の門」を紹介。災害医療だけでなく地域医療連携においても,安全で利便性の高いサービスを提供するという。また,Centricity PACSも最新バージョンである4.0のデモが行われた。最新バージョンでは,操作のステップ数やマウスの移動を減らし,読影医の負担を軽減し,効率的な読影を行える“シリーズナビゲーター”機能を搭載。過去画像との比較読影において,腫瘍の大きさを自動計測する“OncoQuant”も採用している。

読影医の負担を軽減し,読影効率を上げるCentricity PACS 4.0

読影医の負担を軽減し,読影効率を上げるCentricity PACS 4.0

 

このほか,四肢専用の1.5T MRI「Optima MR430s 1.5T」も展示した。国内第1号機が新潟県の外科研究所病院で稼働を開始したという。

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