（株）CEホールディングスのグループ会社で，電子カルテシステムを中心とした医療システム開発とシステム構築受託を行う（株）シーエスアイ（以下，CSI）は，我が国の医療DX進展や医療現場の働き方改革に寄与するクラウド事業の取り組みを今後強化する。

具体的には，国の医療DX工程表の中で今年度モデル事業が開始される「電子カルテ情報共有サービス」において，日本電気（株）（以下，NEC）が開発した，電子カルテシステムと医療現場を安全・安心に接続するクラウドサービスである，「MegaOak Cloud Gateway^(※1)」を，NECとの技術連携により，CSIの電子カルテシステムを導入する全国の病院へ展開する。電子カルテ情報共有サービスのデータベースへの連携を，本クラウドサービスを利用して実施することで，3文書6情報^(※2)の病院間，及び外部との交換を安全に実現する。

また，CSIは，医療現場の働き方改革に寄与するため，電子カルテシステムと「MegaOak Cloud Gateway」が接続された環境の上で，診断書などの医療文書作成を支援する自社のAI機能や，病院と患者個人，及び病院内における医療従事者間を繋ぐスマートフォンサービス^(※3)を実装し，現場の業務効率化や医師の残業削減に資するタスクシフト・シェアの実現を支援する。

こうした各種サービスについては，全国に展開するNEC系列の販売網との連携により導入から運用サポートまで，トータルでサポートできる体制を構築していく。

^{(※1) NECのクラウドセキュア情報サービス
https://jpn.nec.com/medical_healthcare/cloudgateway/index.html
(※2) 3文書6情報
3文書：診療情報提供書，退院時サマリー，健康診断結果報告書
6情報：傷病名，アレルギー情報，感染症情報，薬剤禁忌情報，検査情報，処方情報
(※3) 病院と患者個人を繋ぐスマートフォンサービス「ドクターコネクト」
https://www.csiinc.co.jp/solution/doctor-connect/
病院内で医療従事者間を繋ぐスマートフォンサービス「スマホDEカルテ」
https://www.csiinc.co.jp/solution/mirais-mobile/9}