アルム,医療関係者間のネットワークを活かした 患者リクルートメントソリューション「Enroll」を提供開始
2020-11-2
(株)アルムは,患者への治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する,患者リクルートメントソリューション「Enroll」の提供を開始した。
革新的な医薬品をいち早く患者に届けるためには,治験プロセスを滞りなく進めることが必要。治験によっては対象患者がなかなか見つからず,組み入れ予定人数への到達に時間がかかる場合があり,より多くの対象患者をいち早く見つけ出す体制が求められている。そのような中,従来の医師間における対象患者紹介は,電話やFAXが主流で医用画像などの検査結果が十分に共有されていないため,治験実施医療機関での再検査で不適格になることもあり,転院患者への負担も大きくとても非効率であった。
今回アルムは,自社で開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」で培われた医療関係者間のネットワークを活かし,患者への治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する患者リクルートメントソリューション「Enroll」を開発した。適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)と医用画像を,Joinを経由して医療関係者へ共有し,患者の紹介・相談をサポートする。治験フェーズだけでなく,市販後フェーズでの活用も可能。
2020年10月15日〜17日に開催された第79回学術総会 脳神経外科学会にて,実際の治験における本ソリューションを活用した事例が発表された。
■Enrollについて
患者への治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する患者リクルートメントソリューション。
●医用画像などの検査結果をJoin経由で共有
Joinを活用して病院内外の協力・情報連携体制を構築できる。
<病院内>
院内での患者紹介や相談手順を共有しておくことで,その病院における患者の組み入れの可能性を最大化する。
<病院外>
紹介元医療機関と紹介先の治験実施医療機関の間で,適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)と医用画像を共有することにより,対象患者の紹介や患者の治験適格性についての遠隔相談などができる。
●適格性判定チェックリスト
治験プロトコルに規定された選択基準・除外基準に基づいた適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)。
従来は冊子で持ち歩いていたプロトコルを,スマートフォン・タブレットのアプリでいつでもどこでも確認できる。複数の治験に関わる場合にもとても便利。
※ソリューションには,システムのインストール・利用および紹介促進のためのサポートサービスが含まれる。
▼「Enroll」紹介サイト
https://www.allm.net/enroll/
●問い合わせ先
(株)アルム
https://www.allm.net/