メドピア,日医工との共同事業かかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」をリリース
クリニックが簡単に自院のアプリを開設可能に。年内にオンライン診療機能も追加予定
2020-9-28
メドピア(株)(以下同社)は,日医工(株)(以下日医工)との共同事業である,クリニックと患者を繋ぐかかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」の提供を開始した。
また,「kakari for Clinic」のマーケティング活動及びカスタマーサポート業務等を展開する合弁会社「ニチメッド株式会社(本社:東京都中央区,代表取締役:北尾 太一,出資比率:日医工66%・同社34%,以下ニチメッド)」を2020年9月10日付で設立した。
今後,当社,日医工,ニチメッドが一体となり,「kakari for Clnic」の拡販並びに機能強化を行うことで,クリニックが患者とのコミュニケーションを円滑に行い,「かかりつけクリニック」としての役割をこれまで以上に発揮できるよう支援していく。
●かかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」のサービスサイトはこちら
「病院完結型」から「地域完結型」医療への変化が求められる中,「かかりつけ医」の重要性はますます高まっている。また,「かかりつけ医」には患者の生活背景を把握したうえで適切な健康管理等を行うことが求められており,来院時に限定されない患者との継続的なコミュニケーションが重要となる。
しかし,ホームページ等は有しているものの,患者に対するタイムリーな情報発信や,双方向でのコミュニケーション手段が,電話等のツールにとどまっているクリニックが多いのが現状である。
新型コロナウイルス感染症の拡大は,二次感染を避けるための受診抑制が相次ぐなど,対面による診療や電話等の旧来のツールだけでは,「かかりつけ医」としての役割を十分に果たせないという新たな課題を浮き彫りにした。一方,患者(生活者)側は,5Gの普及を前に,高齢者のスマートフォン所有率が急速に伸び,60代の約7割,70代の約5割がスマートフォンを所有しており(※1),高齢者の利用が多い医療現場においても,スマートフォンなどを利活用できる環境が急速に整いつつある。
今回提供する「kakari for Clinic」は,クリニックと患者のコミュニケーションを支援するアプリサービス。クリニックと患者を双方向で繋ぐチャット機能や,診療予約機能のほか,クリニックからの即時性の高い情報発信を可能にするクリニックPR機能を提供する。また年内には,オンライン診療機能も実装していく予定。
今後は,中小規模の薬局を中心に展開している,かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」との連携により,クリニックと薬局を双方向で切れ目なくつなぐサービスへ発展させ,クリニックと薬局の「かかりつけ化」を強力に支援するプラットフォームへと進化させていく。
※1 株式会社NTTドコモモバイル社会研究所「2020年一般向けモバイル動向調査」
※2 2019年11月12日の当社と日医工の業務提携に関するプレスリリースはこちら
●かかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」の概要
「kakari for Clinic」は,地域に根差したクリニックが,患者や家族の日常的な診療や健康管理を担う「かかりつけ医」としての機能を果たす支援を行うアプリサービス。第一弾として,クリニックと患者同士との円滑なコミュニケーションにつながるような,以下3つの機能を提供する。
1.クリニックPR機能:地域に根差した即時性の高い情報発信
これまでクリニックのホームページ上で行っていた情報発信を,アプリ経由で簡単にリアルタイムで行うことができる。PUSH通知を伴うお知らせ配信や,混雑情報等を即時配信することも可能となり,患者への確実な情報提供とクリニックへの集患をサポートする。
2.診療予約機能:アプリ・Webから簡単予約
患者は,アプリ(スマートフォン)のみならず,パソコン(※)からも,簡単に時間帯毎の診療予約ができるようになり,待ち時間の減少や二次感染リスクの削減につながる。予約日時の変更や予約日前日のリマインド通知もアプリ経由で簡単に行うことができる。
※ Web予約機能は年内リリース予定。
3.チャット機能:クリニック受付でのやり取りを電話からチャットへ
これまで電話で行っていた各種問い合わせ等を,チャットにより効率よく行うことができる。クリニックと患者を双方向で繋ぎ,クリニック受付業務の負担軽減に加え,患者にとってより身近で頼りになるかかりつけ医としての機能を果たすサポートする。
※本チャット機能はクリニックの受付と患者を繋ぐもの。
●問い合わせ先
メドピア(株)
https://medpeer.co.jp/