アルム,「LINE」と地域包括ケア推進ソリューション「Team」を連携した新型コロナウイルス感染症の自宅療養者モニタリングシステムが2020年9月1日に東京都で導入開始
2020-9-4
(株)アルムは,LINE(株)および(株)Bot Expressと共に,東京都より,LINEを活用した新型コロナウイルス感染症における自宅療養者へのフォローアップシステムの導入を受託した。
医療現場における新型コロナウイルス感染症の対応において,医療崩壊を防ぐため,軽症と判断された場合には自治体ごとの規定により自宅や宿泊施設での療養となる。多くの保健所では,療養者の状態把握のため電話による聞き取りを毎日行っており,その過大な業務負担の集中が問題になっている。
東京都においても,療養者の負担を軽減するとともに,業務が過大となっている保健所の負担を軽減するため,2020年4月に提供を開始したコミュニケーションアプリ「LINE」とアルムが開発・提供する地域包括ケア推進ソリューション「Team」を連携させた自宅療養者のシステムを導入することとなった。
本システムは,LINE利用者が普段から利用するスマートフォンを用いて,患者自身あるいは家族が,チャットでの提携質問に体調や症状を回答することにより,自宅療養中の体調データが蓄積されていく。医療スタッフ・都職員・保健所職員は,これらのデータや本システムから症状悪化や予兆のアラートをリアルタイムに受け取ることができ,患者や家族と連絡をとり,医療機関と連携することで,安心・安全な療養に繋げることができる。
今後,本システムは東京都により都内保健所へ順次拡大予定。また,新型コロナウイルスは海外でも猛威をふるっており,今後アルムは海外の政府・自治体への支援も取り組んでいく。
■システム概要
LINE上で「Team」の情報と利用者を紐付け,Bot Expressが開発したChatBot(Govtech Express)が患者の容体を日々確認する。患者からいただいた情報はアルムの「Team」に集約され,保健師などが容体の変化を確認し,個別に必要な対処をすることで自宅・宿泊療養でも手厚くフォローを行う。
■地域包括ケア推進ソリューション「Team」について
アルムが提供する,医療・介護サービスをシームレスに繋ぎ,地域包括ケアシステムの推進をサポートするソリューション。看護事業所向けアプリ「Kango」や介護事業所向けアプリ「Kaigo」で記録された業務内容などを「Team」にて多職種間で情報共有・連携が可能になる。
http://www.allm.net/team/
●問い合わせ先
(株)アルム
http://www.allm.net/